
ガスパル、かわいいな。
21話のあらすじ
ビアンカたちが首都に経ってから数日。針子たちの元には新しい亜麻糸や金糸が届けられました。
出発する前、あなたたちはもうただの針子や職工ではない、アルノーのレース職人として自負心を持つようにと言っていたビアンカ。
頃合いを見て、首都でアルノーのレースを披露するつもりでいます。多くの人が、アルノーに手紙を送ってくるはずだと目論んでいました。
21話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ビアンカのおかげで才能を見出された人たちは、新たな生きがいを得て、職人としてのやる気に満ちているし、何より、ビアンカのために尽くそうという気持ちが大きくなっていて、読者としてもとても嬉しいです。
しかし!
こういうときは、何かが起きるもの。
順調に首都へと進んでいた一行ですが、途中で山崩れがあったようで、道が塞がれてしまっていました。
余裕を持ってスケジュールを立てていたので、迂回したとしてもあまり遅れずに首都に着けそうではあったのですが、ちょうど塞がれてしまった道を越えたところに、今日泊まる宿があったのです。
迂回しないとなると、人の手で馬車を動かさなくてはならない。それは非効率的なので、ザカリーは今日はここで野宿すると決めました。
とりあえず、馬車から降りるビアンカたち。

ここで、ガスパルの「掴んで」攻撃がおもろい!
イボンヌ大好きなんですよね、ガスパル。馬車から降りようとするイボンヌに、手を「掴んで」と。
「大丈夫です」「掴んで」の応酬。
ガスパルもザカリー並みに不器用か。
この様子を見ていて、ビアンカは気がついた!
だからイボンヌに、紳士が手を取ってくれると言ったら、拒まずに掴むのよとアドバイスします。
するとそこに、ソヴールがきて、ビアンカのマントの裾を直したりして甲斐甲斐しく世話を焼きます。近くに渓谷があるから、一緒に行って風に当たりましょうよ〜と、すっかりビアンカファンになっている様子。

お調子者だけど、こういう空気を読まない明るさが周りの雰囲気を和ませてくれるから、いいムードメーカーだと思います。
さてそこにロベルが迎えにきて、ザカリーが探していると言います
ビアンカがザカリーのところに行ってみると、少し歩こうといわれ、手を繋ぐふたり。
ザカリーがビアンカの手をとって歩くのも、違和感なくなってきた!
ビアンカもザカリーと一緒にいるのを嬉しいと思っていて、読者も嬉しい!
二人の距離が少しずつ縮まっていくのを、母のような気持ちで見てる。
・アルノーでは、金糸も使ってせっせとレース作りが進んでいる
・途中の道が山崩れで不通になってしまい、今日は野宿をすることに
・イボンヌに近づきたいガスパル
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