情婦なんていないってば。
10話のあらすじ
ザカリーの手から嗅いだことのある香りがする。前世でも嗅いだことのある、ムスクの香りでした。
アントがザカリーの女ではなかったことはわかったけど、情婦の話を聞きたくないならいないものとして2度と口にしないというビアンカ。
いじっぱりだとザカリーに言われ、自分たちの間に子供がいたら疑うこともなかったと言いますが、なぜか後継はまだ早いと言われてしまうのでした。
10話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ザカリーが、後継はまだ早いというのは、どんな理由があるのか知りたいところです。
ビアンカはもう18歳なので、世間的には子供がいてもおかしくありません。
跡継ぎを作る気もないのに、護衛までつけられていることが腹立たしくて仕方ないビアンカ。あなたの城にいるのに何か起きると思うのかと怒ると、「俺たちの城だ」とザカリーにいわれます。
前世でも言われたことのなかった言葉。
ビアンカの気持ちが揺れていますね。
結局ビアンカは、それから数日寝込んでしまいます。
ビアンカだって、大変だっと思うんですよ。だって、9歳でしょ?嫁いできたのが。
しかも心を許せる人もいなくて、乳母は途中で亡くなってしまうし。
さて、ザカリーと軍部長たちはこれからの業務などについて話し合っていました。
今まで部屋からほぼ出たことのなかったビアンカが、急に活動的になったことにみな驚いているようです。
でもこの騎士たち、伯爵夫人に対してまったく敬意がないのよね…使用人たちもそうだし。
こんな言い方したらなんだけど、ザカリーが伯爵になれたのはビアンカと結婚したからなんだよね?しかも、アルノーの予算2年分の持参金を持って嫁いできてくれたんだよね?
戦争で勝って稼いでいるのは確かにザカリーの手柄なんだけど、政治的な立場が上がったのはブランシュフォールと姻族になったからであって、それならビアンカを使用人たちが馬鹿にするってのはちょっと違うんじゃないかなと思います。
自分が女を隠していると思っているようで、ブランシュフォールに送り返されるのではないかと心配ななのだろうというザカリーの言葉に、一同唖然。
戦争ばかりで、女を作る暇なんてなかったでしょうに。
そして何より、ザカリーはビアンカのことを彼なりに大切に思っているのだと思います。不器用だし、口数も少ないから伝わってないけど。
ビアンカの乳母が亡くなった時、ザカリーはブランシュフォール伯爵に会って、ビアンカがとても辛そうだと伝えたのです。
その時の反応は…考えているのは政治のことばかり。ビアンカには興味がなかったことがわかりました。
だから、ザカリーはビアンカを送り返す気なんてないし、ヴァンサンにいろいろと教えてやってほしいと言います。
そして、春になったら首都に一緒に連れて行くと言い出しました。
ソヴールはそれが、跡継ぎを作るためかと聞きますが…ほんとのところはどうなんだろう。
跡継ぎの話はまだって、ビアンカにも言ってたし。
・ビアンカはいまだに、ザカリーに情婦がいると思い込んでいる
・騎士たちはビアンカに全く敬意を払っていない
・春になったら首都への遠征にビアンカも連れて行くというザカリー
コメントを残す