
バカっぽいなーと思ったら、ほんとにただのバカだった。
60話のあらすじ
席に着くなり、リエンの「噂話」のことを口にしたり、レアナディス帝国でも求婚書を送るつもりだったと言ったり、とにかく無礼な皇子。
モハネスのことをやせた土地だとバカにし、何不自由なく生きてきた皇女がそんなところに馴染めるとは思えないとリエンのことも侮辱し始めます。
リエンは、モハネスは風景が美しいだけでなく、領民たちの生き方、心が美しいのだと反論。すると皇子は、7番目の夫を迎える予定はないかとリエンに聞きました。この発言に、クロシアンが爆発しかけます。
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60話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
この人、一体何なの……隣に座ってる皇后がかすむくらい、いやなやつ。
バカっぽいけど、性格が明るくて、友達になれるタイプ?なんて前回は思ったのですが、真逆だった。
ただのバカだった。
あまりに失礼すぎて、開いた口が塞がらない。
こいつは皇子かもしれないが、クロシアンは大公ですよ。この国の貴族の中で、最も地位が高く、そしてリエンは皇女様。
こんな口の利き方が許される人達ではないのに。

しかも、リエンのことめっちゃばかにしてるよね?
クロシアンがそんな奴を許すはずがなく、一触即発の危機。
するとリエンが、「あなた」って言って止めるのです。
あなた!!
この一言で、クロシアンが冷静になりました。
こいつはむかつくけど、まだレアナディス帝国を敵に回すわけにはいかないという、リエンの判断でした。
そして、皇帝に退席を申し出ます。
ここはさすがに、皇帝もOKするしかありませんでしたね。

いくらなんでも皇子が無礼すぎて。
皇帝はリエンを自分の操り人形としか思っていないけれど、皇女を侮辱するということは帝国を侮辱するということですからね、これは見逃せない。
これ以上は傍観できぬと、一応皇子に釘を刺してくれました。
まあ、行きたくなかった晩餐会から、堂々と退席できたから、結果オーライとしましょうか。
「さあ行きましょう、あなた」って。クロシアン、心の中はめっちゃ嬉しいだろうな〜。
だけど、クロシアンの怒りはおさまらない。

帰りの馬車の中でも怒ってます。
リエンは5回結婚しましたが、いずれも初夜は迎えていなかった。でも、初夜を迎えて夫婦になったから皇室が嫁ぎ先の財産を没収できるわけだから、世間はリエンを男性遍歴の多い女性だと見る。
仕方のないことだとリエンは諦めているみたいですが、クロシアンは納得いきません。
リエンのことが、本当に大事なんですね。
こんなにリエンを苦しめる記憶を、全て消してあげたい。時間を遡って過去をやり直せるなら。
これはどういう意味なんだろう?
何かの伏線か?
リエンが時を遡ったことの理由もまだ明らかにされていませんからね、クロシアンもなにか関係しているのだろうか?
・レアナディスの皇子はリエンに対して侮辱的な発言を繰り返す
・我慢できなくなったクロシアン、それをやんわりとなだめるリエン
・時を遡って、リエンを苦しめる記憶を全て消してあげたいというクロシアン


