すでに溺愛の片鱗が。
19〜20話のあらすじ
馬車が揺れ、クロシアンにもたれかかってしまったリエン。すると、椅子に座っているよりも楽だからと、クロシアンはそのままリエンを抱きかかえます。
そして、正式に夫婦となったのだから、クロシアンと名前で呼んだ方が自然だといいます。リエンは恥ずかしいと思いつつ、それなら自分のこともリエンと呼んでほしいというと、クロシアンは「リエン」と呼び、微かに微笑むのでした。
そこからは、ゲートを通るときも、馬に乗る時も、クロシアンはリエンを抱えたまま。城に着くと、お湯を用意しろと命じて、そのまま部屋に向かいます。
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19〜20話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
いつでも冷徹な表情を崩さないクロシアンが、初めて笑った。かすかにだけど。
そして、厳しいモハネスの気候は、リエン自身に耐えてもらうしかない、私が代わることはできないからと。
そう話すときの表情も、リエンをすごく心配しているのがわかります。
侍女長エビン・クレセントがお湯を持ってやってきますが、リエンに対しては敬意のある丁寧な態度で、前世とは大きな違いを感じるリエン。
よかったですね、モハネスは気候は厳しくても、居心地の良い場所になりそうです。
しかし、間になにやら不穏なセリフ……。どうやらクロシアンを狙っていた「キャロライン」という人物がいたようで。
そういえば前回、部下たちの会話で、「大公妃の座を狙っていた家臣たちは落ち込んでいるだろうな」ってのがあったので、そのうちの一人でしょうか。
ちょっと不安だな……そして着いたばかりだというのに、今晩から魔物狩りに行くというクロシアン。
モハネスの北側に、ベルゴルス森の心臓と呼ばれる場所があって、魔物が大量に出てくるのに備えて待機しなければならないと。
この魔物を退治できるのはエラガード家の当主とその騎士団だけなので、皇帝はその秘密を知りたがっているのです。
リエンがその秘密を探ってくると思っているのでしょうね、皇帝は。
いやしかし、そんなことは決してない。この夫婦は、これからきっと強い絆で結ばれていくはずだから。
だってクロシアン、ベルゴルスの森に咲く、「氷の花」を摘んで戻ってくるって!
これって、クロシアンなりの愛情表現だと思うのですが。
皇后のことは一切無視だったのに、契約結婚とはいえ、リエンの手をそっと握り、討伐終わったらお土産持って帰ってくるね!って言ってるんですよ。
結婚するまでの経緯もジェットコースターのようだし、あっという間にモハネスに戻ってきちゃったけど、クロシアンなりにリエンの人となりを判断して、大事にすべき人だと思ってくれているのだと思います。
その証拠に、クロシアンはリエンに禁酒令を出してしまう!今後一切、お酒は禁止ですって。
リエンが思いのほかお酒に弱く、色っぽくなってしまうからだろうか。
リエンが復讐を成し遂げて、モハネスを公国として独立させて、二人でゆっくりワインでも飲みながら幸せに暮らせる日が早くくるといいなと思います。
・無事に気絶することもなく、モハネスに到着
・道中も城についてからも、リエンを気遣うクロシアン
・クロシアンはすぐに魔物退治に出発
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