お願い、嘘だと言って。
92話のあらすじ
ディランを葬り去ることで、今日から俺がこの国の王となると宣言し、玉座に座るアーノルド。彼はディランの異母兄弟でした。
生き残っていた兄弟がいることも、まさかそれがアーノルドだということも、もちろんディランは知りませんでした。
それなら、自分一人でいいはずだから、リナリーは解放しろとアーノルドに要求しますが…。
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たしかに、玉座に座るためだけならディランだけでいいのに、リナリーまで捉えてきたのはどういう意味があるのでしょう。
アーノルドは、まさかお前が学院にくるとは、おかげで計画が狂ったと言います。いつの時点からかわからないけれど、アーノルドはリナリーが男装していることに気づいていたんですね。
元々の計画では、禁忌魔法でディランを操って暴君に仕立てあげ、皇族暗殺の罪をローレイス家になすりつけ、さらにワーグマン家に謀反を起こさせるというものだったと。
リーチのような真面目な人が謀反なんて、本来ならあり得ないことですが、今ならその可能性があったことがわかります。
あれほどまでにリナリーを思っているリーチが、遠征から帰ってきてローレイス家の悲劇を知ったら…そりゃ、謀反も起こしますな。
リーチがリナリーのお墓を抱いて泣き叫んでいるシーンがね…今世ではなかったこととはいえ、ここはグッとくる。
だからこそ、こんな筋書きに乗ってはいけないのだと改めて思います。
最後にアーノルドが全員●し、皇族の血を引く生き残りとして英雄になるという計画だったのにそれをリナリーが邪魔をしたのだと。
リナリーのおかげで、ディランは正気を取り戻し、暴君とは程遠い好青年になってしまいましたからね。
しかし、城の警備はローレイス家とワーグマン家が当たっていたはず。リナリーは、すぐに騎士が駆けつけてくると言いますが、外にいた騎士たちは全員眠らせたよと言って入ってきたのはカイルでした。
うそ!?
嘘って言って!
カイルは本当にリナリーのことを好きだったと思いたい。
カイルが以前追っていった女性はジェシカで、アーノルドを助けてほしいとお願いされて、味方のフリしてると思いたい。
そして、リーチにも助けに来て欲しい!
・アーノルドはディランの異母兄弟
・リナリーが学院に来たことで計画が狂った
・外にいる騎士は眠らせたと言ってカイルが入ってくる
→93話へ続きます。
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