ディランは正直でいいけど一方的すぎる。
34〜35話のあらすじ
ディランが自分に会いにきた理由もわからないし、前世のことを話せるはずもなく、関わり合いたくないとも言えない。
お互い婚約者がいるのにこのように会うのはよくないというリナリーでしたが、ディランにはなぜリナリーの態度が冷たいのかがわかりません。
何に対してそんなに怒ってるんだと聞くディランに、リアムを大勢の前でいじめようとしたではないかと怒るリナリーでした。
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→「かたわれ令嬢が男装する理由」はブックライブでも読める!34〜35話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
そうだった。入学した当初、ディランはリナリー(リアム)に酷いことをしていましたね。
双子ならそれを知らないはずがありません。
それなのに、過去の話だというディラン、これはないね。
いじめられ方の気持ちが全く分かってない。
しかも、リナリーのことが好きなら、その弟をいじめたという事実を「過去のこと」で片付けていいものかね。
気に入らなかった、という理由だけで。
髪色と瞳の色が気に入らなかったらしい。
たぶん、お母さんと似ているから。
お母さんのことがトラウマになっていて、リナリーを見たときにそれを思い出してしまったのだということでしょう。
まあしかし、ちゃんと謝ったからよしとするか。
二人で庭を散歩して、転びそうになったリナリーを抱きかかえるというお決まりの展開で、ディランはそのままリナリーを抱きしめてしまいます。
そして「好きだ」と告白。
きっと誰にでも同じことを言っているんだろう、そして興味がなくなったら処刑しようとするのだろうと思うリナリー。
ここでリナリーは勘違いしてるんですけどね。
確かにセシリアは、ディランが愛を囁いてくれるとか言ってましたけど、多分それは嘘。
ディランは一度もセシリアを愛したことはないのでしょう。
心のどこかでディランを信頼する気持ちが芽生えていることに気づくリナリーでしたが、やはり前世の記憶は消せるものではありません。
絶対に信じられないと思いますが、ディランは今の自分の気持ちを否定するなと言います。
そうは言われてもね…自分の言動を振り返ってみな、ディラン。
・リナリーはできるだけディランと関わりたくない
・リナリーがなぜ自分に冷たいのかわからず、学院でリアムをいじめたではないかと言われて謝るディラン
・リナリーに好きだと告白する