ああ、ひとめぼれ。
外伝5のあらすじ
恋愛に興味のないセオールでしたが、皇太子としていつか結婚する時は、両親のような関係が築ける相手がいいと思っていました。
入浴中、あまりに退屈で、陰守のノウェルを呼び、何か面白い話でもしてくれというセオール。
しかしノウェルは、自分の仕事はセオールの護衛であり、話し相手ではないと断ります。ずっとマスクをしているので、顔を見せてくれと言っても断るし、一緒に風呂に入ろうと言っても頑なに拒否するノウェルでした。
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体も華奢、声も高い……とくると、ノウェルは女性なんじゃないかしら。
セオールの母上だって立派な騎士だし、女性が護衛してたって、なんら不思議はない。
皇太子だから、命を狙われるのが当たり前の日常の中で、セオールが唯一心を許し、背中を預けられるのがノウェルでした。
どうしてもノウェルと仲良くなりたいセオールは、ある日、船遊びに誘います。
ああ、そういうこと……。
髪色で、そうかな〜?とは思ったのですが。
ノウェルは、アーノルドの子ですね。
自分が生まれる前に父が罪を犯した、セオールを誠心誠意守ることで父の罪が許されたら、いつかこの国で一緒に暮らしたい。
それが、ノウェルの夢なのだそうです。
アーノルドのしたことを考えると、処刑されなかっただけでもありがたいですからね、この国に戻ってくるのは難しいでしょう。
でもそれを知らないセオールは、俺は皇帝になる男だから、俺が許そうって笑顔で言います。
そして、もっと太れと言ってノウェルにお菓子を差し出す。
その時風が吹いて、マントのフードがとれてしまう。
ノウェルの素顔を見て、セオール、ひとめぼれ。
3年も一緒にいたのに初めて顔を見た。
立場からすると、この二人が結ばれるのは絶対無理なんだけど、ディランとリナリーなら許しちゃいそう。
で、セオールはノウェルが男だと思っているけど、ノウェルは女の子!
早く気づけ、セオール!
ってことで、外伝も完結です!
ディランとリナリーの子供たちも、どうか幸せになりますように!
・セオールは恋愛に興味はないが、結婚するなら両親のような関係を築きたいと思っている
・ノウェルはセオールの護衛、アーノルドの子供
・ノウェルの素顔を見て、男だと思いながらも一目ぼれ、でもノウェルは女の子
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