
帰ったほうがいいわよ。
22〜23話のあらすじ
ヴァイオレットは、必死でヴィンセントの部屋のドアを叩きますが、ヴィンセントは出てきません。
翌日、ヴァイオレットは外出着に着替えていました。帰るか、迷っていると言うヴァイオレットは、子供の頃の話をポーラにします。
心から愛すると決めた婚約者の今の状態を知って、複雑な思いのヴァイオレット。戸惑いを隠せなかった自分を責めているのでした。
→「伯爵家の秘められた侍女」のつづきはebookjapanで!
※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます。
22〜23話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ヴァイオレットはいい子だけど、やはりお嬢様だなと思う。
ヴィンセントと生涯を共にしたいという気持ちに変わりはないと言うけどさ。
どうだろ。ポーラ、わざわざ背中を押してやることはないのに。
心からヴァイオレットを応援すると言うポーラ。
ポーラの立場では、そう言うしかないし、夢を見ることもできないのはわかってる。

身分というのはなんと残酷なものでしょうか。
それから毎日、ヴァイオレットはヴィンセントの部屋の前で話しかけるけど、なかなか出てきてくれない。
失敗したと思っているから出ていけませんよね、ヴィンセントは。
すごく、傷ついてしまったんだと思いますよ。あれだけ練習したのに、最後の最後でつまづいてしまったのだから。
そして、機嫌が悪いままのヴィンセントに、これまでヴァイオレットが送ってきたたくさんの手紙を頭の上から撒くポーラ。
返事が来ないとわかっていても、手紙を書き続けたヴァイオレット。

少なくとも、ヴァイオレットのその気持ちは嘘じゃない。それはわかる。
ヴィンセントも、ついに折れました。さすがだなー、ポーラ。
ご主人様のこと、わかってる。
ヴァイオレットとの婚約は伯爵家にとって大事なものだし、なにがあっても進めていかなくてはならないものだけど……ヴィンセントの笑顔は、ポーラに向けられてるんだよなあ。
ヴァイオレットが来る前、会話の練習をしているときに言った「ありがとう」は、ポーラに向けられたものだったんだ。
今は、ポーラを見て、「ありがとう」と言ってるし。
今、ヴィンセントが気を許せるのはポーラしかいないんじゃない?
・ヴァイオレットは毎日ヴィンセントの部屋に行くけれど出てきてくれない
・それでも諦めないヴァイオレット、ポーラはヴァイオレットが送ってきていた手紙をヴィンセントに見せる
・ヴィンセントはポーラのおかげで、ヴァイオレットに会う気になった
→24話へ続きます。


