息子の嫁だなんて、1ミリも思ってないくせに。
第9〜10話のあらすじ
信じられないという雪に微笑みかける将軍。その後ろで、白雲の側女たちの嫉妬が渦巻いています。
その中にいた白雲の母(将軍の夫人)が、その不吉な女を殺すべきだと進言します。
白雲の子を宿しているかもしれないのだから、母親なら守ってやるべきではないかといわれても、そのお腹にいるのは別の男の子供だと夫人は言い張るのでした。
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たぶん、原作がかなり端折られているので、若干話がわかりづらい…。
たくさんの側女がいる中で、将軍がどうしていきなり「この者は石女だ」といい出したのかもよくわからない…。
とはいえ、将軍が雪ちゃんをちゃんと守ろうとしていることはわかりましたので、ちょっと安心。守るというよりは、「女性」としてみているようですけどね。
さて、その様子を見て焦り出した夫人。万が一、雪が将軍の子を宿すようなことがあれば…。自分たちはどうなるのかと、気が気じゃありません。
そんなことはどこ吹く風で、雪と一緒に月堂の中に戻った将軍。雪は、家族の揉め事を目の当たりにし、将軍のことを心配しているのでした。
あの時、自分を助けてくれた方に感謝したいと思っていたというと、感謝なら他の形で表せといいながら、窓際ではじめちゃいます…。
外にはまだ、側女たちがいるんですよ、お義父さん…。あまりに堂々としすぎです。
雪は、息子を亡くしたのに涙を流さない将軍を心配しながら自分も涙するという、とても優しい女性です。
戦場で生き抜いてきたとは思えない、純粋な人。
そんな雪の心まで手に入れたくなっちゃいました、お義父さん。
雪はこれまで女性に興味を示さなかった人が、この歳になって初めて自分で手に入れようとした人なのです。お義父さん、たぶん38歳くらいですよね、18の時にお腹の大きな夫人を連れてきてるから。
歳をとってからの恋愛はくどそうだなあ。地位も権力もあるし、独占欲が強そう。雪は息子と同い年。結構歳が離れてるんだけど…。関係ないか。
そもそも、白雲に雪を連れてくるように命じたのが将軍であることを夫人も知っていて、だからこそ雪を亡きものしなければならないと思い、側女の一人に毒を飲ませるように命じます。
できません、やれ、できません、じゃあお前が飲め!と喧嘩しているところへ、将軍登場。「息子を失ったそなたを見舞いに来た」とめっちゃ他人行儀ですけど、夫人がどんな人間だかわかってるんですね。
この人が毒を飲ませろといった!こいつらは私を陥れようとしている!と醜い争いが始まったところで、将軍についてきた侍女が夫人を押さえつけ、「そろそろ潮時だ」と、その毒を飲ませてしまいます。息子の後を追ったという形で片付けられるみたい。
夫人はちょっと、調子に乗ってしまいましたね。
そもそも、白雲が将軍の子ではないことは自分が一番よく知っているのですから、大人しくしていればよかったのに…。
側女たちの前で「俺の正室」宣言が出ました。
ここらでお義父さんから夫になるつもりなんですね。
・雪は戦場で自分を助けてくれたのが将軍だと気づく
・夫人は邪魔な雪を●そうとする
・将軍は優しい雪の心まで手に入れたい
・将軍は横暴な夫人にも我慢の限界、自分の手で始末してしまう