カーライル、デッカーにヤキモチか?
8話のあらすじ
数日後、馬車はフェルバーズに入りました。道路はガタガタ、まともな建物はひとつもなく、荒廃した農地を見て、予想よりも遥かにひどいとカーライルは感想を漏らします。
これらをすべて再建するためにいくらもらうつもりだったのかと聞くと、アーシャは50万ベローナと答えましたが、それでは次の冬まで持つかどうかというギリギリの金額でした。
城に入ると、予想以上のみすぼらしさに、使用人たちから不満の声が聞こえてきます。
8話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
カーライルは特に文句は言ってませんけどね。使用人たちのプライドは高そう。皇太子に仕えているというだけで、自分たちが偉くなったような気持ちになっている人もいるでしょう。
でもフェルバーズはずっと戦争をしていたのです。生きるか死ぬかというときに、城の装飾なんてしている場合ではなかったでしょう。
カーライルには2階全体が用意されていました。通常2階は、領主一家が使う階ですが、アーシャは1階に移り、カーライルたちに譲ったのです。
ここでデッカー、アーシャの肩にガシッと腕を回します。
この2人は幼馴染とか?すごく仲が良さそうです。
1階のアーシャの部屋は、メイド長たちががんばってきれいに整えてくれていました。戦争が終わった。寝室に花を飾れるようにもなった。
まだまだ物資は足りないけれど、こんな部屋で過ごせるようになったという幸せを噛み締めているようですね、アーシャ。
これからは領主らしくしなければとメイド長のデラ・レミール夫人は専属メイドも雇っていました。アーシャは美人なので、戦場を離れ、フェルバーズが復興してくれば、きっと美しい領主になると思います。
アーシャはデラとデッカーに、今後の心構えを話します。今回の結婚は取引であって、奴隷契約をしたわけではない。使用人たちの間で摩擦が起こるかもしれないけれど、全て我慢することはないと。
フェルバーズに着いた時の様子を見るに、カーライル側の人間はこちらをバカにしてきそうですね。
首都でもアーシャは、野蛮族の姫なんてひどいことを言われていたし。
次の日、フェルバーズへの先発隊に渡したお金が全く横取りされていないことにカーライルは驚いていました。そして、デッカーのことが気になっているようです。
形とはいえ、アーシャは自分の妻なので、妻にタメ口聞いている男が何者なのか、気になるんですかね。
リオネルがすでに少々調べていて、アミール・フェルバーズの家臣・ドノヴァン家の長男で、アーシャの結婚相手候補にあがったこともあるのだとか。
カーライル、結婚相手と聞いてピクッとしてるので、かなり気になっている様子。
まだアーシャのことを好きとか、そういう感情はないと思うけれど、きっと嫌いじゃない。
世間はアーシャのことを野蛮だとかいっているけれど、同じ戦士の血を感じるんでしょうかね、見下していることはないと思います。
いよいよフェルバーズでの生活が始まるので、仲を深めて欲しいな。
・フェルバーズに到着、予想よりも酷い状態だと感じるカーライル
・使用人たちも不満げ
・カーライルはアーシャと仲の良いデッカーが気になっている
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