
息子を置いていくって、それも身勝手だな。
77話のあらすじ
皇室騎士団に囲まれるカーライルたち。アーシャは、黒魔法に支配された野蛮族とは何度も戦ってきたので、なんとかなると思ったその瞬間、騎士たちはカーライルを守るように取り囲みます。
するとガブリエルがやってきました。皇太后が、カーライルやガブリエルを攻撃するよう命じますが、もはやなすすべもありません。
ガブリエルは自分の生命力を媒体にして黒魔法を使い、騎士たちを操っていたのです。カーライルは、このままでは何の解決にもならないため、ガブリエルに黒魔法を使うのをやめろと命じます。
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77話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
カーライルは、ここで皇太后とマティアスを⚫︎せば、皇帝にはなれるけど、それだと皇位を横取りしたことになってしまうといいます。
たしかに。
それに、こいつらがやってきたことも闇に葬られてしまうから、力づくで皇帝になりたいとは思っていないわけ。
ここは、ガブリエルも素直にカーライルの命に従い、黒魔法をやめます。
騎士たちが退場したところで、カーライルが皇太后を説得するのですが……おばさん、早くその座から降りなさいよ。

いつまで権力にしがみついているのだろう。みっともない。
マティアスはマティアスで、自分は何にもしてない、すべて母上がしたことだ!と親に罪をなすりつけているし。
情けない。
皇后、皇帝の母として歴史に名を残したかったらしい、このおばさんは。
そして、毒を飲んであっさり死んでしまいます。
カーライルも怒ってますね。こんなに簡単に死んではいけないと。
しかしリオネルが、抜け目ない。今後、カーライルが皇帝になった時に正式に処刑できるように、亡骸を保存しておいたと。

マティアスも処刑か。それとも、皇太后に操られていたから、幽閉くらいで済むのかな。
さて、妹二人とビビアーナがカーライルに会いにきました。妹二人はマティアスに会いたいと、ビビアーナは、カーライルに感謝を伝えるためです。
リオネルがジョゼフィーヌたちを案内、牢にいるマティアスに会いに行くと、マティアスはてっきり妹二人が自分を助けにきてくれたと思うのですが……二人が来たのは、最後の挨拶のため。
最後の最後まで、自分の過ちに気づかないマティアス。人が自分のために犠牲になるのは当然と考えている兄に、妹二人は別れを告げます。
妹たちは、早い段階で、母と兄がダメだと気づいてよかった。この子達はまともでしたね。
気になるのはガブリエルの行方ですが。
自分の生命力を削っているので、そう遠くには逃げられないと思うけど、今さら逃げることはしないと思うんだよな。
死場所を探しているのだろうか。
・ガブリエルは黒魔法で皇室騎士団を操り、カーライルを守る
・力づくで皇位を奪いたくないカーライルはガブリエルを止める
・皇太后はここまでと悟り毒を飲む、マティアスは捕えられる
→78話へ続きます。


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