まさかの朝チュン。
33話のあらすじ
夜が明けて、みんなが起きる前に部屋に戻るアーシャ。昨晩のことを思い出し、自分は戦闘の代償として体を差し出しただけだと、自分に言い聞かせています。
カーライルは、目が覚めたらベッドにアーシャがいなかったので、昼食にでも誘ってみなければと思います。たった一晩過ごしただけなのに、案外気分がいいと思っていました。
会ったら、頬にキスくらいさせてくれるよな?と思っていたのに…
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33話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ここは描いて欲しかった、しっかり描いて欲しかったよ、作家先生!!
まあ仕方ない。
アーシャと本当に思いが通じ合ったときに期待しますか。
昼食の席にやってきたアーシャは、いつも通りのひんやりした雰囲気。一分の隙もありません。
カーライルの方がロマンチストですね。
様子がおかしいカーライルに、何か心配事でも?と聞くアーシャ。カーライルとしては、昨日のことを全く意に介していないように見えることが気に入らないだけなのですが、アーシャにはまったくわかりません。
ヤキモチでも妬かせようとしたのか、戦勝の宴に参加できなかったセシリアとドロシアを夕食に誘おうというと、アーシャがあっさり承諾するので、がっくりです。
殿下、脳筋のアーシャにはそれじゃ伝わりませんぜ。
夕食の席、少しくらいは二人のことを意識すると思ったのに、いつもと変わらないアーシャ。
しかし、セシリアの発言に、アーシャの顔色が変わります。
女性が戦争に参加するなんて怖くなかったか?今回はカーライルが総指揮だったからまだよかったのでは?ルアー族のときもカーライルがいればあれほど長くはかからなかっただろうと。
これにはカーライルも、なんてことを言うんだと思います。
戦うことがどんなことだかわかってますし、アーシャが戦う姿も見ていますからね、さすがにこの発言はないと思ったでしょう。
28年もの戦争を最終的に勝利に導いた人ですよ、アーシャは。
常に先頭に立って戦ってきた人に、なんてことを言うのですかね、セシリアは。
もう少し頭のいい人だと思ったけど。
アーシャとしては、カーライルが初めて出征した戦争がフェルバーズだったら良かったと思うと言うのが、精一杯でした。
まずいと思ったのか、セシリアは話の矛先を変えて、カーライルに戦争の話を聞かせてほしいと言います。
ここでもね、「殿下の勝利を祝う席」とか言っちゃうの、セシリアが。
アーシャを牽制するつもりだったとしても、命懸けで戦った人に対して、ひどい発言ですね…
するとカーライルは、今回の戦いは正直に言うとまんざらでもなかったといいます。
初めて、俺の背中を預けられる人間がいたから負ける気がしなかったと。
この場を借りて、正式に感謝の言葉を伝えたいと、アーシャをねぎらってくれました。
あそこまで息があった人間はいなかったという言葉に、アーシャの気持ちも和らぎます。
これは…アーシャにとって、何より嬉しい言葉ではないでしょうか。
セシリア、アーシャを牽制するつもりが、かえって二人の絆を深めてしまいましたね。
カーライルは、もうアーシャにぞっこんだと思います。
でも、アーシャが塩対応なのは、カーライルにも責任がありますよ。
自分に愛情を期待するなと最初に言っているのだから。
二人の気持ちが通じ合うのは、まだまだ先のことみたい。
・夜明けに目覚めたアーシャはとっとと部屋に戻ってしまう
・頬にキスくらいさせてくれるよなと思っていたカーライル、昼食の席でのアーシャの塩対応にがっかり
・ヤキモチ妬かせようと夕食にセシリアをドロシアを同席させるも、アーシャが喜んだのは戦争の話
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