
セシルのキャラが、結構好き。
1巻のあらすじ
ステラはマーブル侯爵家の長女。婚約者アルフレッドとの付き合いは10年になります。ステラは17歳になり、婚礼用の衣装についての話もしたいのですが、アルフレッドは1つ下の義妹・フィオナとばかり仲良くしています。
スキルなしの君を娶ると決めただけでもありがたいと思えという、アルフレッドの冷たい態度。フィオナは癒しのスキルを持っており、「準聖女」としての扱いを受けていましたが、儀式に連れていってもらうことすらできなかったステラは、スキルがあるのかすらわからないのでした。
実の父にすら愛情をもらえない日々。ステラはアルフレッドに婚約破棄を告げて、修道院に逃げ込みます。
1巻の感想(ネタバレ含む)&次回考察
筋としては、ありがちなんだけど、ステラの決断が早くてよかったです。うだうだと義妹と婚約者にいじめられる展開よりも、とっとと見切りをつけて、修道院にいけたので。
これは、亡くなったステラのお母様が、言っていたこと。
もし耐え難いことがあれば、修道院に行くようにと。

ステラ、修道院に行って正解。
シスターも優しいし、掃除の才能があったらしく、楽しく暮らせています。
気になるのは、ステラが持っていた真珠のネックレスに、なにかの紋章が入っていたことですかね。お母様と関連がありそうですけど。
今はまだ、お母様のことが詳しくわからないけど。
そして、シスターメアリーのすすめで、王宮へ行くことになります。ステラが任されたのは、セシル殿下のお世話。
セシル殿下は、わけあって塔に引きこもっているのですが、ここがものすごい瘴気に包まれた場所。普通の人には見えないらしいのですが、黒いモコモコしたものが、ステラには見える。

これがステラのスキルなんじゃないでしょうか。
お掃除している時に、「掃除F」って文字が浮かんでいたし。儀式とやらに行っていないからわからないだけで。
お部屋をきれいにし、セシル殿下とも仲良くなり。滑り出しは順調。
このセシル殿下のキャラが、結構好きです。
塔に引きこもっていたから、髪も伸び放題で、ひどい有様だったのですが、ステラに髪を切ってもらってさっぱりとイケメンに変身!

ちょっとナルシストっぽいけど、嫌味がなくていい。
そして、ステラにもやさしくしてくれるし。
ステラが実家で冷たくされていた理由。セシルは、義妹とステラを入れ替えるつもりじゃないかと推測します。
ということは?お母様とステラを、後妻と義妹が追い出して、あの家を乗っ取ろうとしているということ?
マーブル侯爵は何をしている?
一緒に調べてみようよというあたり、セシルはステラのことがかなり気に入ってますね。
第一王子が味方になってくれるなら、ステラがなぜこんな目に遭ってきたのか、マーブル侯爵は何をしようとしてるのか、真相が分かりそうです。
・ステラは実家での扱いに嫌気が差し、婚約者アルフレッドに別れを告げ、修道院へ逃げる
・修道院で掃除の才能が開花する
・掃除の才能を見込まれ、第一王子セシルの侍女となる

