
サンドリンに早めに退場して欲しい。
16〜17話のあらすじ
あれほど美しいオデットが今までなぜ結婚せずにいたのか、より大きな獲物を狙っていたのだとしたら、このまま指を咥えてみているわけにはいかないと思うサンドリン。
オデットは、パートナーとしてパーティーにも参加しないとと思っていましたが、水たまりに捨てられた自分のリボンを見て、気持ちが変わり、先に帰ることにしました。
今はとにかく我慢。お金を貯め、ティラが卒業したら父親のいないところへ逃げようと思っていました。帰り道、「家庭教師募集」の貼り紙を眺めていると、その姿を馬車から見かけたフランツは、オデットのあとを追います。
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16〜17話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
公爵令嬢が、家庭教師をしなきゃいけないのか……大変だけど、あのバカ父から逃げるには、お金が必要ですから。
さてと。バスティアンが、泥水に捨てられたリボンを見つけましたよ。サンドリンのしわざということも、わかりましたね。控え室に来ていたことを、ルーカスが話していたからね。
でもさー、周りの男、なに?
オデットが、このリボンを見てショックを受けて帰ったのでは?といいつつ、立場をわきまえさせておいた方が後からとらぶるにならないって。

クズ?なんなの、この発言は?
バスティアンのほうがまだマシ。オデットの気持ちがこもっていなかったとしても、これは俺の所有物だと、泥からリボンを拾います。
早くオデットの誤解を解いてくれないかな。いくら、自分のことを好きじゃないとはいっても、あげたものを泥に捨てられるって、かなりショックなことだから。自分じゃないってこと、説明しにいってほしい。
さて、後日。
なんと、バスティアンの屋敷に、オデット父が押しかけてきました。平民のおまえにオデットはやらないとか、なんとか。
要は、オデットが欲しいなら金をよこせと言いにきたんですね。
もちろん、バスティアンは応じない。そんなことより今は、もっと大事なことがある。
バスティアンはこのとき、女性服のカタログを見ていたのですが、オデットを「サビネ洋服店」に連れていくつもりらしいですよ。

社交界で貧乏姫と呼ばれているオデットに、ドレスを何着か作るために。
バスティアンも思っていたんだけど、皇帝陛下、皇女にあきらめさせるためにオデットを利用するなら、ドレス代くらいだしてやりなさいよ。そうすれば、オデットがこんな陰口を叩かれずに済んだのに。
それより私は、フランツが気になるんですけどね。
もう完全に、オデットに落ちてるやん。
自分は婚約者がいる身で、兄の結婚を邪魔してくるのかな。それとも、オデットに言い寄ってくるのかな。
すっかり恋する中学生みたいになっているので、どんな行動を取るのか、ある意味楽しみです。
・バスティアンは、泥だらけになったピンクのリボンを見て、オデットが帰った理由がわかり、犯人がサンドリンであることも察している
・バスティアン宅にオデット父が押しかけてきて「誠意」を要求
・当然突っぱねたバスティアン、それよりもオデットにドレスを買ってあげなくちゃと思っている
→18話へ続きます。

