予安の中でも、河清がだんだん大事な人になっている。小説の登場人物ではなくて。
20話のあらすじ
予安は後宮の解体とともに、以前官位についていた者には復職を認めました。その場を後にする予安。人一倍、皇帝への想いが強い玉弥を思いやってのことでした。
後宮を解体したので、河清はまた内務府へ行くことになります。予安は、またいびられるのではないかと心配でしたが、河清は問題ないといいます。
むしろ、なぜそんなに予安が自分のことを心配するのか、その理由の方が気になる河清でした。
20話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
予安が河清を大事にするのは●されないためでした。最初はそうだったのですが、今となってはもう大事な友達。
触れ合ううちに、「生身の人間」だと実感し始めた予安にとって、河清は守るべき人であり、絶対に失いたくない人になっていたのだと思います。
だから自分の側近護衛官にならないか?と聞くのですが、「誰にも傷つけさせない」という予安の言葉に、母の記憶がフラッシュバックしてしまう河清。
どうやら自分の言葉がお母さんを思い出させてしまったらしいと、予安も気づいていました。
何かを語ろうとする河清に、何も言わなくていいという予安。
予安は小説の内容を知っているから、河清が何を思い出して辛くなっているのかもわかるのですが、それ以上に予安自身が優しい人だから、その優しさが河清に伝わっているのだと思います。
予安にとって河清は、この時点では大事な友達。しかし河清にとっては違った意味で大事な人になりつつありますね。
誰も味方がいない北国で、損得勘定なしに自分を大事にしてくれる人。同性でも好きになっちゃうか。
今回のストーリーのまとめ
・予安は後宮を解体、官位のあった者は復職も認める
・河清は再び内務府へ移る
・予安は河清に、自分の側近護衛官にならないか?という
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