やっと雪解け…涙、涙。
166話のあらすじ
リエターは、龍の渓谷に向けて馬を走らせていました。
自分にはもう罪人のような人生しかないと思っていましたが、そうではないことの確信を得るために。
悪魔でも人間でもない、大切な友人に尋ねたかったから。しかしすでに、あらゆることが答えを教えてくれていたことに気づいたリエターは、来た道を引き返します。
→「赤い瞳の廃皇子」のつづきはebookjapanで!※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます
166話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
そうか、ルーディン様に会いに行こうとしていたんですね。
いつもリエターに寄り添ってくれた大切な友人。きっと自分に確信を与えてくれるはずと思ったのも頷ける。
前回、モルビドゥスが「同じ立場ならどうする?」と聞いたことも大きいですね。
もしアデルが生きていたなら。
きっと、自分の思うように生きて欲しいと願うだろう。
これは、母親ならわかりますよね。
どんな形であれ、子供が最も幸せになれる生き方を望むはず。
だから、呪いとか復讐とか、そんなものにかかわらず、やりたいことをやって好きな人と幸せになって欲しいと願うはずだと、リエターのお母さんの思いがわかり、自分の進むべき道が見えたリエター。
結局、ルーディン様には会わずに引き返しました。
会うことはなかったけれど、ルーディン様という存在があったから、自分なりの答えに辿り着けたのではないかと思います。
長かったなー。辛かったなー。
どうしてリエターとキリアンがこんなに苦しまなかきゃいけないのかと、読んでる方も辛かったけど、自分で確信を得るために必要な時間だったのかな。
ただひたすらリエターを待つしかないキリアン。
そんなキリアンのところに、リエターが戻ってきた!!
ようやく、あなたのことを愛していますと伝えることができました。もうあなたのことを諦めないと。
あああああ、よかった!!
ここまで読んできた甲斐がありました。
雪の乗った小枝からしずくが落ちた。
しずくの落ちた先には、雪の中から頭を出している、小さな新芽。
これが、これからの二人を象徴しているのだ!!
春がきた。
あとは、アデルを見つけて、3人で幸せになるだけだ。
・リエターはルーディン様に会うために龍の渓谷に行こうとする
・ルーディン様に会う前に答えを見つけ、引き返すリエター
・キリアンの元に戻り、愛していると伝える
コメントを残す