「赤い瞳の廃皇子」191話・最後の冬(10)

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

そんなに呪いが怖かったのか。

191話のあらすじ

皇妃のグリプス騎士団に所属する見習い騎士が皇太子だと言われ、没落貴族出身の大したことのない騎士ではないかとざわつく貴族たち。

これまで、まさか皇太子だとは思わず、買収しようとしたり、情報員として利用したりしていたため、驚くのは当然です。

皇妃は皇太子に対し、貴族たちに挨拶し、ラメンタの王女様と大公に謝罪するようにと言いました。すると皇太子は、これまではやむを得ない事情があったと話し始めます。

→「赤い瞳の廃皇子」のつづきはebookjapanで!

※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます

→「赤い瞳の廃皇子」はLINEマンガでも読める!

191話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

皇太子の挨拶が終わると、車椅子に座っていた少年は王冠をはずし、膝の上に乗せました。

この子は身代わりだったってことか。

改めて謝罪に伺うけど、なぜ気づいたのか?とリエターに聞く皇太子。

するとリエターは、先に騙した理由から話すんじゃないの?と答えます。

・17歳になるまでは明かさないと約束したこと

・呪いや暗殺を避ける目的もあったこと

・皇室の不安な状況に対しての備え

・不純な計画を画策する者をかくにんするため

などの理由を皇太子は説明しますが……。

それなら事前に私たちに話しておくことはできたんじゃない?とリエターに言われると、その時は二人を信じられなかったと言います。

皇太子は、ラメンタの存在そのものを信じてなかったんですね。

大公が何か企んでるのではないかと疑っていたために黙っていたというのですが、聖物が共鳴し始めたのを見て、リエターが本物のラメンタの後継者だということが分かったらしい。

しかし……ラメンタの話は聞いていただろうに、存在しない国だと思っていたって、どういうことなんだろう?

管理人
管理人

それも、皇妃になにか吹き込まれていたのだろうか?

ここからは、キリアンのターン。

偽物皇太子がヒルステッドの「厄受け」だったのだろうと指摘。自分が皇帝の子供として存在していたら、呪いが降りかかるから、忠臣を身代わりにしたということらしい。

そのせいで、彼は事故に遭い、障害が残ったのか。

キリアンは、忠臣を厄受けとして自分の前に立たせるような人間は信頼できないと言います。

その立場でその年齢になったなら、下の者を守らなくちゃいけないとは思わないのかと。

なるほど。

管理人
管理人

なんで車椅子の人が皇太子ではないと気付いたのか、それはキリアンもかつては皇太子だったから。

その立場にいたとき、呪いだろうがなんだろうが、きちんと受け止める覚悟があった。

しかしそれができない時点で、おまえは皇太子の器じゃないよと言っている。

やはり、真の皇太子、王になるべきはキリアンなんだよな〜。

この正論を、ヒルステッドはどう受け止めるのか。

正面から受け止めて心を入れ替えてくれればいいけど、お母さんが皇妃だからな〜。

それと、2階のバルコニーからこの様子を見ているラジオネル枢機卿が気になる……。

見てるだけならいいんだけど、そんなはずはないよなー。

今回のストーリーのまとめ

・ヒルステッドはさまざまな事情で身分を明かせなかったと言い訳

・王の子供でいると呪いが降りかかるから別の人間を皇太子と偽っていた

・忠臣を身代わりに立て厄受けにするなどお前は信頼できないとキリアンに言われ、反論できないヒルステッド

192話へ続きます。

一覧に戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です