おばあさま、その考え方素敵だわ!
第73話のあらすじ
ビョルンの銀行に口座を開設したエルナ。しかし、通帳を見ても、この紙が自分のお金だとはどうしても思えず、前の方が良かったと言い出します。
ビョルンは、その缶を手放してそろそろ文明社会の一員になるんだとエルナに言いますが、エルナは返してくれなかったり破産したりしたらどうするのかと、不安でなりません。
しかし、銀行に預けておけばお金が増えると聞き、喜ぶエルナ。通帳をクッキー缶にしまおうとするので、ビョルンは金庫を使えというのですが、エルナにとってこのクッキー缶は大切な思い出なのでした。
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第73話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
銀行にお金を預けると利子がつくことを知らなかったエルナ。そのエルナを見て、固まってるビョルンがおもしろい。
利子の仕組みについて、説明を聞いてる小鹿エルナもかわいい。
エルナが大事にしているクッキー缶は、お母さんが亡くなってから迎えた7歳の誕生日に、おじいさんが贈ってくれたものなのだそうです。
だから、今でも大事にしているんですね。
大公妃になっても、子供の頃のクッキー缶を大事にしているなんて、心が優しくて綺麗。こんなエルナが、世間からバッシングを受けるなんて、本当に納得いかないです。
4歳で父親に捨てられ、7歳になる前に母親を亡くした。ビョルンですら、なんと過酷な人生かと思うのだから、エルナをよく知れば、悪口なんて言われなくなるのに。
何か思うところがあったのか、エルナが仕事に行く時間ですよというと、キャンセルしようかと思うビョルン。
しかしエルナは、自分が利子をたくさんもらえるようにお仕事頑張ってくださいと送り出すのでした。急に貪欲になったエルナがおかしくて笑うビョルンでした。
けんかはしたけど、それでより仲が深まった感じがしますね。
ビョルンの表情が豊かになって、よく笑うようになったと思います。
さて、エルナは今週も、アルセン公爵夫人のもとを訪れました。
がんばってますね。
今回は、ビョルンと喧嘩した話を報告します。
結果は聞くまでもなくエルナの惨敗だと思ったのに、エルナは自分が勝ったというのです。
メイドたちが、どちらが勝つか賭けをしていたそうで、エルナに賭けたリサが一人勝ちしたという話を聞き、アルセン公爵夫人は、品位には欠けるけれど、品位に溢れていながら面白みのなかった前妻よりはマシだと思うのでした。
そして、なぜそんなにビョルンが好きなのか?と聞くアルセン公爵夫人。
エルナがビョルンに相当惚れ込んでいるのはわかったが、ビョルンは無関心。切ない片想いなのに…と思った公爵夫人は、男について語り出します。
・男は顔が命
・外見も内面も立派なら申し分ないが外見で選んだほうが失敗がない
・ハンサムな顔は喜びを与え、その喜びが怒りを減らし忍耐の心を生み出す
エルナも、ビョルンの外見に惹かれたのだろうと言われ、否定するも、ビョルンの顔が違うものだったら…と考えて、納得してしまうエルナでした。
ここ、すっごくおもしろいので、ぜひマンガ見てほしい。
ビョルンの顔がへのへのもへじにして、これまでのひどい発言を思い出したら、記憶以上に怒りが込み上げてきたエルナ。
確かに…というエルナの言葉に、大笑いするおばあさま。
エルナのこれまでの努力が実を結んだようですね。
おばあさまはすっかり、エルナのことが気に入ったみたい。
自ら邸宅の中を案内してくれて、亡きアルセン公爵の若い頃の肖像画を見せてくれました。たしかに、すごいイケメンです。
双子の子供の頃の肖像画も見せてくれました。どちらがビョルンか一発で当てるエルナ、さすがです。
しかしそこでおばあさまの忠告が。ビョルンがいくらイケメンだといっても、好きな気持ちを隠すことも大切だと。
露骨に表現するから、ビョルンがつけあがる。駆け引きも必要だというのです。
これは、おばあさまなりの愛情ですね。たぶん、すっかり心を掴んだと思う。
エルナは帰るとき、来週の水曜日にシュベリン宮殿で会いましょうと、招待状を置いていきました。
たぶん来てくれると思うぞ〜。
おばあさま、エルナが本当にいい子だって、わかってくれましたね。
それがわかるおばあさまも、素敵な人だと思います。
世間は敵だらけだけど、一人でもエルナの人柄の良さをわかってくれる人が増えたら嬉しい。
・エルナは自分のお金が通帳になってしまったことが不安だったが、利子がつくと聞いて目を輝かせる
・今週もアルセン公爵夫人を訪問するエルナ
・男は顔が命だが、好きだという気持ちを時には隠すことも必要というおばあさまの恋愛指南
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