殿下が違う方向に勘違いしている気がする。
34話のあらすじ
晩餐会が終わり、風に当たると言って一人外に出たアーシャ。なぜ自分がカーライルを意識してしまうのか、わかりません。
カーライルがセシリアやドロシアに意地悪なことを一切言わなかったことが、気になって仕方ないのです。彼女たちと自分は育った環境がまるで違う。その違いを考えると、人々がなぜカーライルと自分の結婚に驚愕したのか、ようやく分かった気がしました。
自分が皇太子妃や皇后という地位に相応しくないことはわかっているのに、とても胸が苦しいアーシャでした。
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34話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
あー、恋をしてしまったということではないでしょうか、アーシャ。一晩を一緒に過ごしたから、というだけではないと思います。
アーシャは恋愛したことがないから、わからないだけかと。
あの夜のカーライルの言葉を思い出し、自分がおかしくなったのはあの時からだと思ったアーシャ、馬鹿げた考えを捨てようと、短剣で自分の体を傷つけようとします。
と、それを止めたのはデッカーでした。
何をしようとしていたのかと怒るデッカーに、できることなら頭の中をめちゃくちゃにしてしまいたいというアーシャ。
何があったのか、一人で抱え込まずに話してみろというデッカーに、アーシャは、これは自分の問題だから時間が欲しいといいます。
こんなとき、いつでも味方になってくれる人がいるというのは、心強い。
本当に辛くなったら必ず話せといいながら、アーシャを抱きしめるデッカー。
その様子をカーライルが物陰から見ていました。
アーシャが暗い顔をしていたから気になってついてきたら、まさかの抱擁を目撃してしまうとは。
カーライルは自覚していませんが、アーシャのことが好きになっていると思うので、これはやきもち焼きますよね。
二人は特別な仲だったに違いない、それを引き裂いたのは自分か?とあらぬ方向に勘違いをしています。愛する男をおいて、他の男と夜を共にしなければならなかったから、あのような態度をとったのだろうと。
そうじゃない。
アーシャにとってデッカーはおさななじみ、お兄ちゃんみたいなもの。
ああ、これで二人の気持ちがさらにすれ違ってしまったら…と思うと、はがゆい。
殿下も恋愛経験ないから、お互いにわからないもの同士で、なかなか進めなさそう。
たしかに、セシリアやドロシアの方が、皇后という立場にはふさわしいかもしれないです。貴族をまとめ上げなければいけないわけだから。
でも、カーライルが好きなのはアーシャだし、心から信頼できるのもアーシャだと思うので、早めにこの二人の気持ちが通じ合って欲しいなと思います。
デレまでが遠い。
・自分の混乱ぶりがわけわからなくなって、探検で体を傷つけようとするアーシャ
・デッカーが止めて、辛い思いをしているなら自分に話せといいながらアーシャを抱きしめる
・それを見ていたカーライルは二人が特別な関係なのだと誤解する
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