だから、なんとも思ってないんだってば。アーシャが大事なのはフェルバーズだから。
16話のあらすじ
セシリアは、カーライルの復位を手伝うためにやってきたと挨拶します。デュプレット家の「ダブテール」を知っているかと聞くセリシア。
「ダブテール」とは、帝国で最も大きな伝書鳩の養成所で、自分はデュプレットでで最も優秀な管理者の一人だというのです。
「ダブテール」は情報を集めるのに最も早い手段、カーライルがセシリアとの結婚を考えた理由の一つでした。
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16話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
つまり、私が伝書バトを管理しているから、あなたの力になるわ(=皇太子妃にして!)ってことですね。
フェルバーズにいる間は、首都の情報を収集することが難しいのは事実です。だからこそ、自分が役に立つと。
なかなかですね、セシリア。美人で野心家なだけでなく、多分すごく頭も良いのだと思います。まあ、皇太子妃にはぴったりの人材です、たしかに。
ついでに、首都で広まっている噂を教えるセシリア。それは、マティアスとカーライルを比べて、カーライルをけなすものでした。
これは、ガブリエル大神官たちエラヘ教の神官たちが広めている噂です。
この情報には、皆驚いたようですね。普通に考えたらカーライルの方が後継者としての能力は上ですから。
教皇側に監視をつけなくてはと思うと同時に、カーライルはセシリアをしばらく滞在させることにしました。
ふつうに、「女性としての最高権力を自らの手で勝ち取りたい」と言っているんですけど、すごい宣戦布告じゃありませんか。
形式上とはいえ一応妻がいるのに、ここでアーシャに喧嘩を売ろうってことですね。すごいな、セシリア。
でもそのくらいじゃないと、皇后にはなれないかー。
カーライルはセシリアを紹介するためにアーシャを呼びます。
セシリアはカーライルの横に座っています。この光景を見たら普通の妻はカチンと来ると思いますが、アーシャは全く意に介さない。
しかも、馬車があまりにも揺れてメイドが何もできなかったという嫌味もスルー。
いいぞ、アーシャ。
セシリアはカーライルと同じ2回を使うことになったのですが、それについて「誤解しないでくださいね」という嫌味もスルー。
カーライルは、まだあのがらんとした部屋で過ごしているのか、家具を届けさせるから部屋を飾ってみろと言います。
その理由がわからないアーシャ。カーライルは、アーシャの部屋よりセシリアの部屋が豪華だったら、陰口を叩かれるだろうというので、仕方なく了承するアーシャでした。
忙しいからと早々に立ち去るアーシャに、自分を見ても何も感じないかと驚くセシリア。なにより、カーライルの前であんなそっけない態度の女性を初めて見たから驚いているのですね。
そうです、他の女性を見てもなんとも思わないのです。
カーライルのことも、なんとも思ってないのです。
しかしラフェルトは焦っていました。アーシャとカーライルが少しずつ親しくなっていることも気に入らなかったのに、ここへきてセシリアがやってくるとは。
ラフェルトは、娘のドロシアをフェルバーズに呼ぶことにしました。
ああ、また面倒なのが増えるの?
ドロシアは、セシリアと違っておとなしそうですが、ラフェルトがわざわざ呼び寄せるのですから、アーシャの邪魔をしそうで怖い。
・セシリアがフェルバーズにやってきて、伝書バトで情報を提供するという
・首都ではマティアスの評判が上がり、逆にカーライルの評判が落ちている
・セシリアがアーシャに挨拶、嫌味を言うもアーシャはスルー
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