「泣いてみろ、乞うてもいい」11話・ふと頭をよぎるレイラの手

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貴族同士で好きにやっててほしい。

11話のあらすじ

ヘルハルト家の屋敷に薔薇が咲き乱れる初夏。公爵が領地を訪れるのに合わせて、使用人たちはいつもに増して忙しなく働いていました。薔薇はベルクの国花です。

名目上は毎年夏の恒例の訪問となっていましたが、今年ブランド家が屋敷を訪れたのは、クロディーヌとの婚約の話を進めるためだと言うことは、誰もがわかっていました。

マティアスは母に言われ、クロディーヌに温室を案内しようとしますが、その手を取ろうとした時、なぜかペンを拾おうとしたレイラの手を思い出すのでした。

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11話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

ああ。マティアスの心に、レイラが…。

温室の中を飛んでいる鳥たちが人懐っこいので、クロディーヌがその理由を聞いてみると、羽を切っているからだと管理人に教えてもらいます。

先の方を切るだけだから痛くないと言われ、実際のその場でやって見せてもらいました。

必ずしも羽を切る必要があるのかと聞くクロディーヌに、自由に飛べる鳥はちょっとやそっとでは人間に飼い慣らされないから切る必要があるのだという答えが返ってきました。

羽を切られて飛べなくなった黄色いカナリアを、なぜかマティアスは自分の部屋に移しておくようにというのでした。

なんだかなー。

たぶん、黄色いカナリアを見て、レイラの金髪を思い出したんじゃないかな。

お互い納得の政略結婚。申し分のない貴族。もうそれでいいじゃん。

クロディーヌだけにしとけ。

すべてを持っているのだから、レイラにちょっかい出さないでほしい。

今回のストーリーのまとめ

・婚約の話のためにヘルハルト家を訪れたブラント家一行

・マティアスはクロディーヌに温室を案内する

・羽を切られた黄色いカナリアを自分の部屋に移しておけというマティアス

12話へ続きます。

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