ディランがちょっとだけ変わった。
7〜9話のあらすじ
リナリーは招待されたお茶会に参加します。しかし、席に着こうとすると、お前の席はあそこだと給仕をするようディランに言われます。
ディランはリナリーに恥をかかせるつもりだったのでしょうが、そこで腹を立てずに、冷静に対処するリナリー。
クスクスと嘲笑が聞こえる中で、優雅にお茶を淹れてみせたのです。
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→「かたわれ令嬢が男装する理由」はブックライブでも読める!7〜9話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ディランて、やることが本当に子供っぽいですね。これで皇太子ですか。あきれる。
ディランのカップだけ色が違ったのですが(皇太子専用)、お茶を入れてから、リナリーはある事件を思い出します。
ディランのお茶に毒を入れたと疑われたリアムは、その事件がきっかけで居場所を無くしたのでした。
ということは、今お茶を淹れたあのカップに毒が!?と思ったリナリーは、ディランからお茶を奪い取って自分で飲んでしまいます。
本当に毒が入っていて倒れてしまうリナリー。もし本当に毒が入っていれば疑われるのは自分なので、飲むしかなかったのです。
カイルが魔法で応急処置をしたので、リナリーは助かりました。
どうやら、ディランのお母さんも毒でやられているみたい。ディランにとってはそれがトラウマになっているようですね。
そんな事情を知っている輩が、ディランのカップに毒を入れたのでしょうか。
そいつは、今日のアリスでリナリーが給仕をさせられることを知っていたのかな?
いや、そのときの様子からすると、前もって周りの人に言っていたとは思えないので、リナリーを毒殺犯にしようというよりは、ディランの毒殺を狙ったものだと考えられます。
前世の通りだと、リアムが毒を入れたと疑われてしまうのですが、今回はリナリーが自らお茶を飲んだので、疑われることはないかな。
実際、ディランは、リナリーが毒を入れたことを疑うより、なぜ毒が入っていることに気づいたのか?と聞いていましたから。
前世での経験を話すわけにはいかないので、「勘です」と答えると、なぜか怒り出すディラン。どうやら、お母さんのことを思い出して苦しくなってしまったみたい。
怒られても、家族を守るという強い意志のあるリナリーはひるまない!かっこいいなあ。
自分は騎士で、将来殿下をお守りする立場だからと毅然と言います。
この発言で、ディランの気持ちがかなり変わりました。あの傍若無人で傲慢なディランが、リナリーに感謝しましたから。
これで処刑ルートを逃れられるといいのですが。
それにしてもまだ犯人は見つかっていないようです。
・アリスのお茶会で給仕をさせられるリナリー
・ディランのカップに毒が入っていることを察知して咄嗟に自分で飲んでしまう
・カイルが魔法で応急処置をして助かる
・ディランは助けてくれたことをリナリーに感謝する