そりゃ、最後に頼れるのはお金だからさ。
39話のあらすじ
アンナが公爵家の侍女になったのはわずか12歳。それからひたすら影のように静かに働いてきました。
リゼが公爵家にきたときも何も感じなかったし、同情もしませんでした。しかし、エディットは違いました。
使用人に対して線引きすることなく、どんなときでもアンナに対して「人」として接したのです。
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侍女なんてのは、存在を消してなんぼ。貴族が侍女のことを気遣うなんてことはない。
そういう世界で生きてきたアンナは、初めて自分を「人」として扱ってくれたエディットに、いつしか心を開いていたんですね。
わかる〜〜。誰も味方がいなかったというのもあるけど、エディットにしてみれば自分に敵意を向けてこないアンナはとてもありがたい存在だったから。元々優しいエディットが、アンナの心を掴んだのは当然といえば当然です。
腹黒いリゼには心を開かなかったけど、エディットのことは本当に心配して、そして幸せを願っているというのがとても嬉しい!!
真っ直ぐな瞳で、「エディット様には幸せでいてほしい」と伝えるアンナがかわいい。よしよしって、したくなります。
今までだったら、こんなことを主人に言ったことはないんでしょうね。差し出がましいと思って。
それでも言わずにいられなかったくらい、エディットのことを心配しているということです。
信頼できる人がそばにいてくれて、よかった。
さて家に帰ると、ドレスや宝石を売ったことがバレていて、キリアンが毎月渡されるお金でも足りないというのはどういうことか?と聞いてきました。
エディットはそんなおかねはもらっていなかったので、「???」と驚きますが、キリアンはなぜ何も言わなかったのだとさらに驚いている様子。
たしかに。公爵家の嫁なら、それ相当の予算が割り振られているはず。でも、エディットの立場なら、それに思い至らなくても仕方なかったかな。
とりあえず、キリアンが気づいてくれたのでよかったです。
・アンナにとっては大切な人になっているエディット
・アンナは心からエディットの幸せを願っている
・ドレスや宝石を売ったことがキリアンにバレる
・本来エディットに割り振られるはずの予算が渡っていなかった