
孤児院出身で隷民階級出身のアーリアが、王子カイラフに愛されて、妃になるまでの物語。
幼い頃から、人に触れると未来が見える力を持っているアーリア。
カイラフはその力を利用するため、「捨てごま」としてアーリアをハーレムに連れてきますが……。
ebook japan、LINEマンガ、ブックライブ、めちゃコミック、コミックシーモア、DMMブックスなどで読めます。
全50話で完結しています。王道のシンデレラストーリーですが、話のテンポが良く、カイラフがアーリアに一途なので安心して読めます。
作品情報
・原作:えもりゆい
・ネーム:かやなぎ一羽、かおもじ
・制作:Minto Studio
・出版社:weavin
※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます。
登場人物
アーリア・シャンティ
孤児院出身で、人に触れると未来が見える不思議な能力を持っている
カイラフ・ルタ・アシュラム
アシュラム国の王子、最強騎士ではあるが、王位争いではやや劣勢
イーシャン・アニトヤ・アシュラム
西方の神官長、カイラフの異母兄弟、王位継承権は放棄している
クリシュナ・カルマン
西の政務官の娘で妃候補、予知の力がある
エシュタ・ミットラ
妃候補のひとりだったが、アーリアと仲良くなる
ユヴァン
カイラフの叔父
ラーガ・カルマン
政務官、クリシュナの父
ハリシャ
孤児院の運営者
あらすじ
・アーリアはカイラフのハレムに入り、夜な夜なカイラフの未来を見る
・最初は捨てごまだと思っていたのに、いつしかアーリアが大事な存在になるカイラフ
・カイラフは身分による差別をなくし、誰もが自由に好きな職業に就けるようにという政策を進めている
・アーリアもカイラフへの想いに気づくが、身分の違いから、妃になれなくてもそばにいられればいいと思う
・カイラフの叔父ユヴァンは西方を手に入れようとし、アーリアも自分のものにしようとする
・未来視ができなくなってしまったアーリアは身を引こうとするが、カイラフはアーリアしか妃にしたくない
→「捨てごま占術師はハレムの未来を視る」はebook japanで読める!「捨てごま占術師はハレムの未来を視る」の感想(ネタバレ含む)
サクサク読み進められる、テンポの良いストーリーです。
カイラフとアーリアが結ばれるであろうことはわかっていても、最後まで楽しく読めました。
ずるずるとすれ違うこともなく、わりとすぐに二人の気持ちが戻り、とんとん拍子にお妃様になれてよかったです。
途中、邪魔に入るのはクリシュナやユヴァン殿下ですが、イーシャン殿下が悪者じゃなかったのは意外!
カイラスの統治を邪魔したり、アーリアをいじめたりするのかと思っていたのに、純粋にいい人だった!
アーリアのことを好きになって、政治的な利益もあるし、結婚しようというものの、アーリアが断ったらちゃんと身をひいてたし。最初から最後までいい人でした。
孤児院出身だから、生きることに一生懸命。明るくて、優しい子。
カイラフも、こんな優しい子だから、好きになったのでしょう。
他の妃候補にまで好かれちゃうくらいだから、ほんとに人柄がいいんでしょうね。
妃候補たちにいじめられたり、誘拐されたり、大変だったけれど、持ち前の前向きな性格で乗り切ってくれました。
一瞬、未来視ができなくなったのはなんだったんだろう?と思いますけど、力が戻ってよかったです。
まあ、予知なんて嘘だったってことですよ。最初から、なんかおかしいと思っていたんですよね。
ユヴァン殿下同様、クリシュナも悪人顔というか。
美人だけれど、表立ってアーリアをいじめない点が、逆にうさんくさかった。
親父と一緒になってカイラフを騙し、かたや権力を、かたや妃の座を狙っていたというわけ。
早々に退場してくれてスッキリしました。
アーリアは、自分の未来は見えないんです。
ただ、カイラフの結婚相手を見た時、女性の顔が見えなかったんですよ。
だからこれは……と思っていたけど、その通りに結婚できてよかった。
最終的にハレムは解散、アーリアと仲良くなった妃たちもそれぞれの道をあ歩み出し、みんな幸せ!というハッピーエンドでした。
アーリアがさらわれたり、身を引きそうになったり、危機はいくつかありましたが、最後まで楽しめました!
アーリアとカイラフのその後のストーリーも、外伝として続けて欲しかったですね〜!
