本当に、問題なのはあなたですよ、ビョルン。もっとエルナの体ではなく心を大事にして。
第44話のあらすじ
リサはエルナ以上に怒ってくれました。夜の甲板で、自分の味方はリサしかいないのだと虚しくなるエルナ。夫さえも味方をしてくれませんでした。
毒キノコという噂とは違い、何度も助けてくれた。その夫を信じたい気持ちから、エルナは自分が選んだ運命を愛そうと心に誓います。
ようやくラルスに到着しました。ビョルンは正装し、ひとりでレチェンの王宮に向かうようです。侍従達は一人で大丈夫かと心配していますが、もちろんエルナも心配でした。
しかし、喧嘩になったら勝つのは俺だと言い、ビョルンは一人で馬車に乗りました。
第44話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
エルナ、偉すぎる…。問題な夫を見限ることもせず、おばあさまとの約束通り、幸せにならなくてはいけないとなんとか気持ちを切り替えてる。
味方はリサしかいないかもしれないけど、自分のことのように腹を立ててくれる人がいてよかったね。
しかし問題なのは夫だ。本当に、問題な王子様。
自分の話を聞き流されても、味方をしてくれなくても、エルナはビョルンのことを心配してるのに。
自分のせいでレチェンとラルスの関係が悪化したのではと思ってるんですね。
ビョルンが、レチェンとラルスの問題に妻を巻き込むわけにはいかないと思ってるのはよしとしよう。
しかし、エルナに「だったら後ろからさせてくれ」って、それかい!!
あのねえ、エルナはそういうことだけのためにいるんじゃないんですよ、王子様。
馬車が出発する前に、夕食は一緒にとれるだろうかと今にも消え入りそうなエルナに、優しい眼差しを向けるんだったらさ、普段からもっと大事にしたれよ。
まあ、毒嫁のおかげで大変な思いをして少し捻くれてしまったのは仕方ないとして、だからといってエルナに辛い思いをさせても良いということにはならないでしょう。
エルナと一緒にいて心が穏やかになるってことはわかっているのだから、逃げられる前にもっと優しくしたほうがいいです。
これでまたディナーに戻ってこないとかだと、一人で食事をするエルナがかわいそうだよ…。
・エルナはなんとかビョルンを信じようとする
・ラルスに到着して、ビョルンは一人で王宮を訪問する準備
・エルナはビョルンを心配するも、心配するなら「後ろからさせてくれ」といい、一人で出発