
きっと理由がある……そう思いたい。
14〜15話のあらすじ
気まずい雰囲気の中、じっとしていたくないと言い出したティワカン。リエネを抱きしめてキスをしますが、リエネも避けることはしませんでした。
これ以上は……と離れようとした時に、報告がとフェルモスが戻ってきました。ウェローズ卿が消えたというのです。
小さい頃からずっと一緒だったウェローズ卿が、自分を、ナウクを捨てたかもしれないと思うと、リエネはショックのあまり倒れそうになってしまいます。
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14〜15話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ウェローズ卿は無事なの?どうなの?
フェルモスの話だと、大議長が隠しているとも思えず、自ら姿を消したのではないかというんですね。姫様でも知らない、事情があったのではないかと。
あんなに忠誠心の厚いウェローズ卿が、リエネを捨てるとは思えないので、リエネのために動いていると信じたいです。
それから、フェルモスですが、さすがティワカンの右腕。大議長を「説得」して、婚姻のお祝い品をたっぷり贈ると約束させることに成功。
あの大議長を対話で説得したのかと、リエネもびっくりしています。しかし、タダではない。私生児を認めてほしいとの条件を出してきたそうです。
そうそう、ラフィットは死んだと見せかけて、「別人」として堂々と生きるためですね。

ティワカンもフェルモスも、当然そのことをわかっています。
リエネが部屋を出て行った後、姫様をどうするつもりなのかとラフィットがティワカンに聞きますが、あの家は消すべき存在だから、罠を仕掛けておけと指示するにとどまりました。
ティワカンも、リエネの真意ははかりかねているようですね、現時点では。
訃報を伝えるという理由で、恋人に会いに行ったのか。自分を拒まないのは、恋人を守るための演技なのか。でも、自分に対する反応は、嘘だとは思えない。
もう……リエネが正直に話さないから。ティワカンを完全に信じることができないのはわかるけど、大議長の家がひどいことは、ちゃんと話した方がいいんじゃないの?

過去のことはまだよくわからないけど、ティワカンがリエネを大事にしようとしている気持ちは本物だと思うし。
ウェローズ卿がいない今、城の中で信頼できる人はいないのだし、リエネ、そもそもティワカンのこと、嫌ってないでしょう?
むしろ、だんだん惹かれているのに。
さて、サイズを測ったので、礼服の仕立て直しをするリエネとフラムバード夫人。ナウクでも随一の仕立ての腕を持つというフラムバード夫人は、立派な衣装を手がけるということで、少し浮かれています。
でもいまだに、リエネがティワカンを嫌っていると思っています。そうじゃないのに。
婚儀まであと10日。あんまり時間がない……なんて思っている場合じゃなかった。夫人が、姫様の月のものと被りませんか?と質問。
妊婦設定なのに!?これはまずい。
どうする、リエネ。
・フェルモスの報告では、ウェローズ卿が自ら消えたらしい
・ラフィットが生きていることは、ティワカンもフェルモスもわかっている
・婚儀まであと10日、礼服を仕立て直しながら、月のものと被ることに気づくリエネ
→16話へ続きます。

