
リニア、がんばれ!
21話のあらすじ
エマソン子爵夫人からお茶会に招待されたと喜ぶリニア。社交界で孤立しているため、友達が欲しくて仕方ないのです。
それでも、3回目までは様子見、友情とは時間をかけて、真心を込めて育てていくものだとイデルはアドバイスしました。
パーティー当日、リニアのドレス姿を見ていないイデルは、何事もなく戻って来れるようにと祈っていましたが……リニアはいつものように、帰宅後、癇癪を起こして暴れます。
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21話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
毎回これじゃ、使用人たちがやめてしまうのも仕方ない……何があったのかしら。
また、本物の貴族じゃないくせにと馬鹿にされたんでしょうかね。
だれも、きちんとした行儀作法なんて教えてあげていないから、リニアが可哀想。
リニアの部屋はもうめちゃくちゃ。これがいつもの光景みたい。
誰かが片付けに行かないと……といわれ、イデルが志願します。
イデルがリニアの部屋に行くと、リニアは泣いていました。
馬鹿にされて、見下されて、でもはっきりと何かを言ってくるわけじゃない。だから、何も言い返せない。
ここでイデルは……おつらかったですねとリニアに寄り添うの!!

イデル、なんて優しいのかしら。
こうやって、そばで支えてくれる人が欲しかったのよね、リニアは。
あの侍女長は、いらんことばっかりアドバイスして、なんの役にも立たないじゃん。
というか、リニアが馬鹿にされてるのは、あのBBAにも責任の一端があるよね?
変な化粧を教えて、こんな下品なドレスを着せて。
こんなに辛い思いをしながら、それでもリニアがパーティーに行き続けた理由。それは、ラスロが悪く言われるかもしれないと思ったからです。
それなのに、行っても悪く言われる。もうどうしたらいいかわからない。
涙が止まらないリニア。ほんとにかわいそうになってきた……貴族になりたくてなったわけじゃないのに、貴族としての礼儀作法もしらないまま、意地悪な人たちの間で馬鹿にされる日々。

よく今まで心が折れなかったな。
この兄妹は仲がいいので、それだけが支えだったのかな。
ラスロも爵位なんてほしくなかったことは知ってるけど、もう少し妹のことを気遣ってあげて欲しかったわ。
家庭教師がどうして辞めるのか。パーティーではどんな話をしているのか。友達はいるのかなど。
もっとラスロが気遣ってあげていたら、こんなに辛い思いはしなかったんじゃないの?と思ってしまう。
しかも、リニアを招待したカミル・エマソン子爵夫人は、ほんとに意地の悪い女だね。
傭兵の兄が稼いだ金で貴族のふりをしている、貴族社会に合わないってことを気づかせてあげないと、だって。
私のパーティーの消耗品だって。
こういう女は、ギャフンと言わせてやりたいよねえ。
今のイデルが、直接何かすることはできないけど、リニアを立派な貴婦人にしてあげることはできると思う。
リニアはイデルに心を開いているし、イデルが支えてあげたら、きっとこの辛い状況から抜け出せると思うわ。
・リニアはエマソン子爵夫人と友達になれるかもと期待していた
・しかしいつものように見下されて悔しい思いをして帰ってくる
・つらかったですねとリニアをいたわるイデル

