
ここから、反撃か!
特別外伝(8)のあらすじ
部屋に戻ったセシリアは、エラが自分を守るために声をあげてくれたのに、大の大人が何もできなかったと自己嫌悪で涙が出てきました。
そこへ、アデルとエラが訪ねてきました。侍女がドアをノックして二人の訪問を知らせますが、セシリアが許可する前にドアを開けようとしたため、アデルが侍女を叱責します。
二人を中に招き入れたものの、セシリアはどう対応すれば良いのかわかりませんでした。すると、連絡もなしに何の用かと聞けば良いのだと、アデルがアドバイスします。
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特別外伝(8)の感想(ネタバレ含む)&次回考察
やっぱりね。アデル様は、皇后陛下の現状を知って、放っておくことはできませんでしたよね。
エラの前で、皇后陛下への正しい態度を示すことは、エラにとっても勉強になりますしね。
こうして、直に話すことで、打開策が見えてくるかもしれない。
優しいセシリアが、急に強い皇后になることは難しい。でも、今なんとかしなければ、ずっとこのまま苦しむことになってしまう。
アデル様は、セシリアのためもあるけど、ルシオのためにも、ひと肌脱ごうと思ったのではないかな。
皇太女様がきたから、お茶菓子が出されますが、旬のものはないし、グレードも低い。
ここで、またセシリアのことを見下しているサーシャ男爵夫人が、ほんとにむかつく。
平民出身の皇后がお菓子の品質なんてわかるわけないって。
しかも!
皇太女様も少しつついてみようかしらって、おいおい、相手を誰だと思っているのか!!
ゴットロープの皇太女であり、エフモントの皇后陛下だった人だぞ!!
おまえごときが太刀打ちできるような相手じゃないぞ!!
エラも、BBAのものいいにカチンときてますね。お母様が何も言わないから黙っているけど。
セシリアのこともバカにして、アデル様にも喧嘩を売って。
なんと浅はかで、愚かなのか。
アデル様が、久しぶりに胸が騒ぐほどの愚かさ!
ここでアデル様が、皇后と二人きりで話したいといいます。お茶菓子について聞き、服装や目下の者への態度を習ったことはあるかと聞きました。
そして、これからは、皇后宮の書類やすべてセシリアが処理するようにと助言し、自分も教える立場にはないが、必要であれば力になると言ってくれました。
ルシオとともに、末長く故郷を守って欲しい。そんな思いで、アデル様はサポートを申し出てくれた。
その意気込みは、セシリアにも伝わったようです。今この手を取らなければ、一生後悔すると。
そう、それでいいよ!セシリア、よく決心した。
ここで、「いえ、私は……」みたいに断らなくてよかった。
大丈夫、アデル様が味方につけば、この状況を変える足がかりは作れるはず。
手始めに、皇后宮の書類を全て持ってくるように命じろというアデル様。何をするんでしょう、めちゃめちゃ楽しみです。
さあ、困ったのはサーシャ男爵夫人ですよ。
いつもの泣き落とし作戦で、皇太后に助けを求めます。
皇太后は、アデル様がセシリア救出作戦に動き出したことを知りましたから、このBBAの対処をどうするのかな。
そろそろ、BBA断罪回か。
皇太后が自ら鉄槌を下すのかな。楽しみだな。
そして、アデル様のサポートで、セシリアが自信を持ってくれたら嬉しい。
・アデルとエラはセシリアの部屋に行く
・出されたお茶菓子もひどいし、皇后としての教育を受けていないセシリアにサポートを申し出るアデル
・サーシャ男爵夫人は皇太后に泣きつく
→特別外伝(9)へ続きます。

