「問題な王子様」109話・すべて元通りに

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ならないよ、ビョルン。

109話のあらすじ

エルナは、早朝に目を覚ますと、一人で散歩をし、時間になったら朝食をとるという毎日を過ごしていました。体の回復は早く、食事も問題なくとれましたが、まるで体が子供を拒んでいたようだと感じるエルナ。

使用人たちは親しげに挨拶をしてくる。たくさんの人から、エルナを称賛する手紙が届く。エルナを慰める内容の手紙もありました。

しかし、次はきっと元気な子供が生まれるという文言には違和感を覚え、「次」を考えると、息が詰まり、手が震えてしまうエルナでした。

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109話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

体はね、回復するんですよ、時間が経てば。

あまり体力がなかったとはいえ、エルナはまだ若いから。体はすぐ治る。

でも、心は時間がかかりますよ。

「次」とかいわれても、失った子は戻ってこない。同じ子供を授かるわけじゃないのよ。

いろいろなことがあった中での、辛い出来事。

夫はちっとも妻を顧みない。

いや、心の中ではエルナを愛しているし、エルナなしでは生きていけない王子様なんだけど、愛の伝え方を知らないから、エルナをここまで追い込んでしまっている。

その王子様ですけど。

エルナをランチに誘い、今日こそ意地の張り合いに決着をつけようと思っている。

あのね、エルナは意地を張ってなんかいない、そんなこともわからんのか?

もう、心が死んでしまっているの!!

誰のせい?おまえのせい!

元通りの生活にならないのは?お前のせい!

何を話したのか覚えてないほど、心が死んでるの!!

ランチの席で、ビョルンが、今日も遠くまで散歩に行ったのか?とエルナに聞き、馬を買ってやるから乗馬を習ったらいいというのですが、エルナが答えるまでの沈黙の描写。

作者様、こういう映画のワンシーンのような描き方が、ほんとうにお上手だと思います。

この二人の心の距離がわかる。

もうエルナの心は冷え切っているね。

美しかった花は、枯れてしまったのよ。

今回のストーリーのまとめ

・エルナは早朝から散歩をする日々を送っている

・ビョルンはすべてを元通りにしたいと思っている

・何を話したのか覚えていないほどエルナの心は枯れている

→110話へ続きます。

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