
オデット、負けないでくれ。
12〜13話のあらすじ
美術史博物館では、予想通り噂の的になります。しかし聞こえてくるのは、金貸屋の孫と没落侯爵の娘という、心ない陰口でした。
しかし、目的は達したし、オデットは妹ティラの学校が終わる時間だったので、迎えに行って一緒に帰宅するつもりでした。
腹違いの妹だというと、自分はそんなふうに考えられないというバスティアン。クラウヴィッツ家の継承者が次男だと聞いた時はおかしいと思ったけれど、バスティアンにも腹違いの弟がいると伯爵夫人から聞いていたので、何か複雑な事情があるのかと思うオデットでした。
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12〜13話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
しかし、親父がクソすぎる……駆け落ちまでしたのに、奥さんのメイドと子供作るって。
しかも、その子に正統な子じゃないって暴力を振るうって。
この親父を早くなんとかしないといけないですな。
バスティアンは、雪が降っているし、妹も一緒に送って行くと言ったのですが、トラム(路面電車)があるからとオデットは丁重に断ります。

で、そのままバスティアンも帰るのかと思いきや、気になってるんですね〜、オデットのことが。
車の中から、トラムに並んでいるオデットとティラを見ている。で、トラムが来たんだけど、他の人たちが我先にと乗り込んでしまい、オデットが列から弾き出されてしまうのです。
はあってため息つきながら、車でその列に向かうバスティアン。
もう、めっちゃ好きになってるじゃん……気になって仕方ないんでしょう。
でも、なんとか乗り込んだみたいで、トラム乗り場についた時に、オデットの姿はありませでした。

バスティアン、ちょっと安心してるでしょ。
本当は乗せていってあげたかったけど、あの人たちを押しのけて乗り込むしたたかさがあるのかって。
そうよ、オデットは強いのよ。心配するほど、オデットに気持ちが傾いてるのね、バスティアン。
さて、ポロ競技大会の日。オデットが会場に行くと、サンドリンが声をかけてきました。
オデットは、サンドリンとバスティアンの関係を知りませんが、「これからは頻繁に会うことになる」とサンドリンは敵意剥き出しですから、なにか感じるところはあったでしょうね。
もう一人、フランツの婚約者も話しかけてきました。他の令嬢たちも、オデットをバカにする機会を虎視眈々と伺っているようです。
それにしてもすごいです。こんな敵だらけの状況で、非常に冷静。

淑女そのもの。自信に満ち溢れた態度。
クローディン・フォン・ブラントという女性が、そのドレスはライネ洋服店のものでしょう?と話しかけてきます。本当は違うのに。
さすが、オデット。ここでいい切り返し。いじわるにも負けない。
こればかりは、お母様に感謝ですね。
小さい頃は、社交界の流儀なんて必要ないと思っていましたが、お母様が戦場での掟をいろいろ教えてくれていたおかげで、堂々と対処できています。
サンドリンの横恋慕、オデットを蔑むフランツの婚約者やその他の令嬢、そしてこちらはオデットに横恋慕してるっぽいフランツ。
もう、周りにはろくな奴がいない。
せめてバスティアンがオデットを守ってくれれば良いのだけれど……。
少なくとも、フランツからは守ってくれそうです。
・博物館の帰り、オデットは妹のティラと一緒にトラムで帰る
・ポロ競技大会の日、オデットに意地悪を仕掛けてくる令嬢たち
・お母様の教育のおかげで、堂々と対処するオデット
→14話へ続きます。


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