
妊婦に心配させないで。
211話のあらすじ
ナビエは、夫婦の間で眠っているハインリを起こしに行きました。そして、リルテアン大公が脱獄したと伝えます。
ソビエシュの許可をもらって投獄したのだし、特に問題はないのでは?と答えるハインリでしたが、ナビエは納得しません。それならなぜ、私の秘書官があんなに青ざめた顔で報告に来たのかと、ハインリを問い詰めます。
するとハインリは、リルテアン大公の口に石を詰めて、縫って閉じ込めたことを告白します。
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211話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ナビエ様も、ある程度は予測していたものの、ブラックハインリの裏の顔を知って、そこまで残酷なことをしたのかと驚いていました。
まあ、残酷ですわね。口を縫い付けるなんてね。しかも、石を詰めて。
今回のことが世間に知れたら……と思うと、忠告せずにはいられなかった。
ただ、ハインリの気持ちも理解した上での忠告なのがありがたい。一方的に、ハインリを責めるのではなくて。
ハインリとしては、貴族に舐められるわけにはいかないという気持ちだったのだと。

ナビエ様は、小さい頃から皇后教育を受けてきた人だから、人の上に立つということがどういうことなのか、深く理解したうえでの言葉。
ハインリも、もちろんそれを無視することはないけれど、とりあえず今は、大公を見つけないといけないですね。
ちょうど、ソビエシュが西に滞在しているし。
このことが、噂でソビエシュの耳に入る前に、ハインリは直に話すことにしました。
ただ、昼間のソビエシュは、この事件のことをそもそも知らないんだな。でも、ソビエシュは、皇帝としては有能なので、ハインリが何か不都合なことを隠していると察知します。
……と、また街の酒場で、誰かと話しているソビエシュ。相手はカルル侯爵?
宮殿の中だと、誰かに聞かれるかも知れないから、隠密の指示は酒場でしていたのかな。

以前、ナビエ様と偶然会った時も、隠密の仕事の時だったのだろうか。
そして、酒場の客がハインリとナビエ様の陰口を叩いているのを聞き、やはりナビエは私が取り戻さなくては、と思うのでした。
いやいや、ナビエ様はハインリと幸せに暮らしているので、放っておいてください。
民衆の中には、こういう人もいるでしょう。
でもこれからハインリが良い政治を行なっていけば、おのずと評価は変わってくるはずだし、ナビエ様がハインリを導いてくれるはず。
だからさっさと東に帰ってくださいな。
それはそうと、前回、リルテアン大公を連れて逃げていた人は、誰なんだろう?
・ナビエはハインリからリルテアン大公への処罰の内容を聞いて驚く
・ハインリは、リルテアン大公が脱獄したとソビエシュに直接伝える
・昼間のソビエシュはリルテアン大公の件を調査するよう、部下に命じる
→212話へ続きます。


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