「赤い瞳の廃皇子」207話・最後の冬(26)〜神になろうとした人間〜

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どこまでも性根が腐ってる。

207話のあらすじ

自分の提案を断られたことに腹を立てたルッテンフェルトは、ベアトリーチェ王女を魔女として処刑することを決めます。

しかし相手はラメンタの王女です。皇帝不在の間にこんな重大なことを決めてはならないと、当然司祭が反対します。それでも怒りにまみれたルッテンフェルトは、周囲の止める声も聞かず、処刑を強行しました。

建前は、弟と皇室を保護するためでしたが、こんな理不尽なことが罷り通るはずがありません。権力を濫用したとして、ルッテンフェルトは追放されます。

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207話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

弟のエステンフェルトはまだまともな人だったんですね。

この人が王になってよかったのだと思います。ルッテンフェルトが王だったら、もっと大変だったのでは。

まあ、そのエステンフェルトも、皇后と皇妃の扱いを間違って、キリアンを辛い目に合わせてるけどね……。

でもこの時点では、兄のしたことが間違っていると判断する目は持っていた。

しかし皮肉なのは、ベアトリーチェを処刑したことで、ルッテンフェルトが後悔と謙虚を学んだということ。

頭がいいふりして5歳児みたいな単細胞だったから、怒りに任せて処刑してしまったけれど、失って初めて、あんなすごい人はいないと気がついたのです。

管理人
管理人

いやいや、それは謙虚じゃないぞ、ルッテンフェルト!

誰もが死を恐れると思っていたのに、恐れなかったベアトリーチェを、自分の思い通りにしたかっただけ。

思い通りにならなくて処刑したら、自分が追放されてしまったので、なんとかして元に戻ろうとしているだけ。

そして、このままの体では戻れないからと、ぴったりのやつを見つけてしまう。それがラジオネルだったのか〜。

管理人
管理人

黒魔術を使って、ラジオネルの体を手に入れ、皇室に戻ってきたんですね。

それで、キリアンのお母様をアンデッドにしたのか。

さらに彼は、ペルディアンも弟子にして、神になる理論を教え込んだ。ペルディアンはまだ子供だったし、家族に冷たくされていた彼が感化されてしまっても仕方ないな……。

ペルディアンが家族愛を求めていることも分かっていたんだろうな。

管理人
管理人

息子のように思っていると言いながら、悪魔を植え付けるなんて、外道の極み。

皇帝が、ただ兄を追放しただけなのが間違いだったな。あのとき処刑でもしていれば、こんなことにはならなかったのに。

前回、今回と、胸糞悪い話でしたが、ルッテンフェルトの過去が丁寧に描かれていることによって、物語のピースがカチッとハマりましたね。

こいつが全ての元凶じゃん。息子を失って、こいつに利用された皇妃も被害者の一人だなと思うと、なんとか救ってあげたいなと思います。

今回のストーリーのまとめ

・自分の提案を断られたことに腹を立てたルッテンフェルトはベアトリーチェ王女を魔女として処刑

・いくらなんでもやりすぎと、弟に追放されてしまう

・ルッテンフェルトはラジオネルの体を手に入れ皇室に戻ってきた

→208話へ続きます。

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