王子様、それを嫉妬というのです。
第92話のあらすじ
乱れた髪に、乱れた服。そして、パーベルのものと思われる上着を羽織ったエルナを見て、ビョルンは頭に血が上ってしまいます。
使用人も一緒にいるのだから、何も疑うことはない。頭では分かっていても、エルナの横に堂々と立っているパーベルが憎く、込み上げてくる怒りを抑えられないビョルンは、パーベルに殴りかかりました。
パーベルも黙って殴られてはおらず、応戦したため、大乱闘になりかけます。
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第92の感想(ネタバレ含む)&次回考察
俺のエルナに!って。
笑顔が可愛い、大事なエルナが別人のようになって戻ってきた。それで頭に血が上るなんて。
あの冷静沈着なビョルンがねえ。
本人は自覚してないけど、かなり愛が深まっていたんですね。
友人たちが必死にビョルンを止めるけれど、すっかり理性を失って取り乱してしまっています。
しかしパーベル、よく殴り返したな!えらいぞ。
本当は、パーベルと一緒になった方がエルナは幸せだったんじゃないか。きっと、そんな思いがビョルンの中にあるんでしょうね。
だから、エルナが自分を愛していると分かっていても、こんなに理性を失うほど、嫉妬しちゃってるんでしょうね。
エルナが倒れてしまったことで、我に返るビョルン。
しかしな……こうなったのもみな、あなたのせいなんだけどな。
いい加減、素直になりなさい。
エルナを愛しているのだと、ちゃんと言葉で伝えていれば、多少のことがあってもエルナがこんなに傷つくことはなかったのに。
帰りの馬車で、どうしてパーベルにあんなことをしたのかとエルナに聞かれた時も、静かにしろ、黙っていてくれって。
そうじゃない。
まずはボロボロになってるエルナをねぎらうとか。心配するとか。
他に何かすることがあるだろうに。ひとりにして悪かったって謝るとか。
すべてが悪手なんだが。いつになったら素直になるのか、この問題な王子様は。
・エルナとパーベルを見て理性を失うビョルン
・ビョルンはパーベルを殴り、パーベルも応戦する
・エルナはぼろぼろ
→93話へ続きます。
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