どこまでもクズな家族だが、クズすぎて清々しい。
68話のあらすじ
エミルは、レティシアさえ戻ってきてくれれば全てが元通りになると思い、なりふりかまわずお願いをしますが、レティシアは「そんなところに帰るわけないでしょ」ときっぱりと断ります。
能力がなくても帰ってきてと言ったかと聞かれて、答えられないエミル。レティシアは、二度と私の前に現れないで、あなたの顔なんて見たくないとはっきりエミルに告げました。
リロイ家では、レティシアの件をめぐり、家族でのいさかいが絶えなくなっていました。
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68話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
レティシアが強くて、ブレないので安心して見ていられます。
そうそう、これまで酷い仕打ちをしてきた家族を、家族だなんて思う必要はないし、帰る必要もない。
ほんとに、虫が良すぎますね、この人たち。
夫婦で言い争い、親子で言い争い。救いようのない家族。
家族で責任をなすりつけ合い、あなたたちが説得した方がいいと母親が言い出したところで、エル侯爵が尋ねてきました。
エル侯爵はリビオンの父です。
何を話しにきたのかというと……ディアナとの結婚話を無かったことにしてくれということでした。
レティシアなら、今は社交界の花だけど、ディアナは……ってことみたいですね。
しかしここで、リロイ侯爵が頼みを一つ聞いてほしいと、何やら耳打ちします。
内容は分かりません。
でも、いいことではいことは分かります。いいことのはずがない。
そして、心中穏やかでないのはディアナ。この話を立ち聞きしていて、自分を差し置いてレティシアとリビオンが婚約するなんて許せない!と思っているわけですが……。
大丈夫だ、そんなことにはならない。レティシアが、エノク以外の人に嫁ぐはずがない。
するとそこへ、エミルとジャビエがやってきて、ディアナがレティシアに謝りに行くべきだと言います。
エミルは、自分を階段から突き落としたことを父親に言うぞ!と脅迫しながら、お前が土下座しに行けよと命令します。
そもそもリビオンとも正式に婚約してないんだし、金持ち貴族に売っちまえ!って父親そそのかすからな!!って、すごいこといいますね。
もともとこの人たちは、仲のいいきょうだいでは無かったですが、ここまでくるとむしろ清々しく感じます。
思いやりとか、優しさとか、人にとって大切なものを全てどこかに忘れてきてしまったんだな、この子達。
末っ子は、早々にこの家を出て正解でしたね。
さて、その頃、アキレウス家に公爵領に住んでいる鉱夫が訪ねてきていました。
やはり問題は、あのローズベルベット。
この鉱石のせいで、町の井戸が枯れてしまった。ローズベルベット鉱石には有害な物質が含まれているに違いないと訴えてきたのです。
・エミルはレティシアになんとか家に帰ってきてほしいとお願いするも、あっさり断られる
・リロイ家では責任のなすりつけあいをしている
・ローズベルベット鉱石には有害な物質が含まれているとの訴える鉱夫
→69話へ続きます。
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