アデル、せつない……。
198話のあらすじ
リエターの脳裏に、かすかによぎるアデルの記憶。気がついたら、あの地下水路を抜け出し、セビタスにいました。
ジェイドと一緒に暮らしていたころの、温かい記憶。どういうことなのかわからず、モルビドゥスに尋ねますが、やつらは夢魔の力を持っていたと説明するのみで、リエターの記憶についての話を逸らしているような気がします。
リエターは、私は失った記憶なんてない、ジェイドも母も、キリアンのことも覚えている、夢魔の攻撃はなんの効果もなかったと言いますが、何か重要なことを忘れていると自分でも感じていました。
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198話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
モルビドゥスがやはりリエターを守ってくれたんですね!
アデルの大事な記憶、まだ取り戻せたわけじゃないけど、時折断片がよぎるってことは、もうすぐ取り戻せるのだろうか。
記憶を取り戻すために、モルビドゥスはリエターをセビタスにつれてきたみたいです。
その頃、首都では皇妃と火魔が最終決戦に向けての準備を進めていました。
火魔の力はめちゃめちゃ強くなっていて、その力を皇妃に分け与えようというのです。
もはや、皇妃が火魔になりつつある感じです。
キリアンへの恨みはここまで強かったのか。
元はといえば、自分の息子たちがキリアンのお母さんにしたことが原因だったのに、それを棚に上げて、逆恨み以外の何ものでもない。
復讐のために帝国を捧げられるか?と火魔に聞かれた皇妃は、もちろんですと答え、ついに首都を焼き始めます。
母としての気持ちはわかりますよ。大事な息子を奪われたのだから、キリアンを恨む気持ち。
理屈では片付けられないことも。
だからといって、大勢の人の命を犠牲にして成し遂げる復讐というのは、絶対に正しくない。
ここまできたら、だれが皇妃を止められるのだろう。
もはや、人ではない。
・リエターとモルビドゥスはセビタスへ移動した
・私は全部覚えていると言いつつ、何か忘れている気がするリエター
・皇妃はそしてついに、火魔の力を借りて首都を焼き始める
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