真正のクソオヤジ。
第87話のあらすじ
ハルディ子爵はフレイル銀行で融資を断られ、自分はこの銀行のオーナーである王子の義父だぞと激怒していました。
しかし、それはビョルン自身が主催した理事会で決まったこと。確かな担保もなく、提出書類にも不備があり、なにより収益性もない事業にお金は出せないということでした。
自分に恥をかかせたと、ハルディ子爵の怒りはビョルンに向かいます。なぜビョルンが自分の事業の邪魔をするのかが理解できないのでした。
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第87話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
もう2番目の妻に飽きたのかとか、早く子供を作らないととか、エルナの幸せなんて微塵も考えていないクソオヤジ。
なんと、先日のパーティーで会った時に、子爵夫人からエルナに、妊娠しやすくする薬を渡そうとしていたんですね。
うざい、ほんとうにうざい。
で、なぜこんなにハルディ子爵が焦っているのかというと、投資者たちに「足りない分は王子が払ってくれる」って言ってしまったからなのです。
それなのに、銀行からは融資を断られてしまった。
その足りない分はどうすればいいのか……と焦っているわけですが、どうやら妻が悪知恵を働かせているようです。
ビョルンが、ハルディ子爵の詐欺まがいの事業計画など相手にするはずもなく、あんな父親からよくこんな娘が生まれたものだと、呆れるというか感心するというか。
今回、融資をしなかったのは、子爵のこれ以上の暴走を止めるためだと思うのですが、自分に害が及ばないようにというよりも、きっとエルナのことを思ってやっているのではないかな。
そのビョルンは、エルナへの愛が深まっていると思うなあ。
エルナが小さい頃、父親と同じ色の髪が嫌で、日光に当たって金髪にしようとしたって話を思い出し、それでもエルナに似合うのはこの茶色の髪だと。
父親がクソでも、エルナはエルナ。
自分が仕事から戻って、先に寝てしまっているエルナを見て、少し残念に思ってる。
でもエルナは、多分おめでたなので、大事にして欲しいのよね……具合悪いのかって聞きながら、もう後戻りできないってそのまま続けないで……。
・ハルディ子爵はビョルンの銀行から融資を断られ激怒している
・こんな父親からどうしてエルナのような娘が生まれたのかと不思議に思うビョルン
・エルナは最近よく寝るな、具合が悪いのかと思いつつも、自分を止められないビョルン
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