違うんだ、ビョルン。そうじゃない。
第86話のあらすじ
朝早くからエルナに起こされ、イラつくビョルン。遅くまでポーカーをしていてようやく眠ったところだったのに、なんの話かと思ったら、博覧会で買ったものが届いたというエルナ。
自分が買ったのだからそんなことはわかっていましたが、エルナは、プレゼントが多すぎるから、必要のないものは送り返してほしいというのです。
エルナは、こんなに買い物をすれば、また人々から非難されることが不安で仕方なかったのですが、エルナが何をしようと人々は好きなように解釈して騒ぐのにと、さらにイラつくビョルンでした。
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第86話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ビョルンには一生わからないだろうね、エルナの気持ちは。
田舎で静かに暮らしていた純朴な娘が、都会に出てきていきなりスキャンダルの的になり、大公妃にまでのぼりつめてしまった。
しかも、あのグレディス姫をさしおいて!
そこへ向かう人々の悪意がどのくらい恐ろしいか。
こんなに金かけたのに、人の顔色ばかり伺いやがってって思ってるビョルン。
マジでクソ男だと思いますよ。
高価なプレゼントを一度くらいは喜んでくれてもいいのにって、エルナがそんなことを望んでないって、どうしてわからんのか!!
自分がしたいからしてるんだよね、高価なプレゼントって。
相手がどう思うかも考えない、相手が本当に欲しいものなのかも考えない。どうしてこんなに自己中なのかしら。
とはいえ、ビョルンのいうこともほんの少しだけ当たってる。
エルナがたとえ何もしなかったとしても、今度は「何もしない無能な大公妃」と誹謗中傷するだろう。
つまり、ビョルンの二番目の妻となった時点で、それがエルナでなかったとしても、悪役になることは決まっていたのです。
だから、何を言われようと無視して、自分の人生を送ればいいと。自分もそうしているから。
これは、確かにそう思う。きっとエルナが何をしようと、何か言われる。
でもね、夫がきちんと庇ってくれるとか、大事にされてるって実感があれば耐えられるかもしれないけど、それがないからエルナはいつも傷ついてるんじゃん!!
しかも、あなたは生まれついての王子。エルナは田舎育ちの平凡な娘。育ちが違うんですよ。
ほんとわかってないな〜、王子様。
もっとエルナを大事にしてほしいんだけど、このプレゼントもビョルンなりの愛情表現なのが困ったところです。
エルナを愛していないわけじゃないけど、少し方向性を間違っているというか。
その証拠に、ウォルター・ハルディ関連で何か問題が起きたようなのですが、ビョルンはエルナには「問題ない」と言って話そうとせず、自分でなんとかしようとしています。
無駄な心配はかけたくない、エルナに余計なことは知らせないという配慮でしょう。これはビョルンなりの思いやりだと思うけど。
・驚くほどの量のプレゼントを見て、また非難されると思ったエルナは返品してほしいとビョルンにお願いする
・たっぷり金をかけたのに喜んでもらえずイラつくビョルン
・どうせ何をしたって非難されるのだから気にしないで生きていけと言われてしまうエルナ
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