もはやストーカー。
51話のあらすじ
レイナにはあんたのすべてが私を不幸にさせると言われ、ジェイムスからは意味のわからないことを言われ、ナディアは混乱していました。
ジェイムスは、「実の兄みたい」だなんて最高の褒め言葉だと言いつつ、レイナがあんなことをいうのはナディアが公爵夫人という地位にいるからだといいます。
しかし兄と言われたことが気に入らなかったのか、その理由をナディアに尋ねます。ナディアは、あなたが私を気遣ってくれる姿がうちの家族と重なると答えますが、ステイトン公爵と自分の何が違うのか、ジェイムスにはわかりませんでした。
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51話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ナディアいわく、ルークは正直でかわいくて、私がいないとダメな人で、守ってあげたい人なのだと。
野獣公爵と呼ばれるルークを守ってあげたいと思うのは、ナディアくらいでしょうね。
ナディアは天然キャラだから、理屈じゃなくて本能で、人の正直さとかがわかりそう。
無意識のうちに、ジェイムスはダメだって感じとってるのかもしれない。
ここから、ジェイムス視点の子供時代の回想に入ります。
ナディア9歳。
薬屋さん(?)にナディアが父と来ると、ミリオン子爵がジェイムスとレイナを連れてきていました。
大人たちは何やら言い争っており、レイナはここにいたくない、外に行きたいと言い、ジェイムスがお父様にバレないようにと連れ出します。
そのときナディアも一緒に出てくるのですが、お店に来ていた理由を聞くと、子供を連れていれば同情してもらえる、何か援助を受けられると期待して、父親がどこへ行くにも子供連れて歩くのだとジェイムスが説明してくれました。
おかげでミリオン家のこどもたちは、街で有名になってるらしい。
お父さん、けっこうな毒親ぶり。
そのとき、ペネロペという知り合いの子を見つけたレイナが走っていってしまいます。
レイナを追いかけるジェイムスとナディア。
街の大人たちはその二人を見て、心ない陰口を叩きます。
たしかに、貴族の子供、特に位の高い家の子が、子供だけで歩いたりしないし、大人について街のあちこちに出没することもないでしょうね。
でも子供に罪はないのにね。
そのとき、ナディアが馬車に轢かれそうになり、かばったジェイムスが腕を怪我してしまいます。
誰も自分たちを助けてくれなかったとき、親すら子供のことを気にかける余裕がなかったとき、ナディアだけが自分を心配してくれた。
だからジェイムスは、ナディアに惚れてしまったというわけですな。
子供だから、ナディアは純粋に友達として心配していただけなんだけど……ジェイムスは方向を誤ってしまいましたね。
そして、なんとしても自分が野獣公爵からナディアを救うという、見当違いな野望を抱いています。
変な薬持ってるけど……何をするつもりなんだろう。こわい。
・ナディアに実の兄のようだと言われ、微妙なジェイムス
・ジェイムスは子供の頃から自分のことを本気で心配してくれたのはナディアだけだったと思う
・野獣公爵からナディアを救わないといけないと思っているジェイムス
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