
選択肢がないわな。
1〜3話のあらすじ
ティワカンは大陸史上最も野蛮で残酷だといわれる傭兵隊です。そのティワカンに城を包囲され、はや半月。リエネは決断を迫られていました。
リエネの恋人のクラインフェルター卿は、援軍を求めて出ていきましたが、10日経っても戻らない。もう限界だと判断したリエネは求婚を受け入れることにします。
しかしティワカンに実際会ってみて、ナウクをすべて奪い取られると思ったリエネは、自分のお腹には恋人の子供がいると嘘をつきます。それでも求婚するかと聞くと、ティワカンはお腹の子にナウクの統治権を与える代わりに、自分は姫様をいただきますと答えるのでした。
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1〜3話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ティワカンは野蛮人だといわれていますけど、リエネに対しては、意外と紳士的です。
どうやら、ナウクを手に入れるというよりも、リエネを手に入れたいと思っている。もちろん、ナウクも欲しいのだけど、それなら結婚などせずに、普通に攻略すればよかったのです。弱小国なのだから、簡単なはず。
でも、これ以上血を流さないためにと、求婚という形をとったと。しかも、「もともと俺のものだったから」というセリフがとても意味深です。
で、恋人とやらは、援軍を率いて戻ってきたようなのですが、ティワカンの前になすすべもなく、恋人も亡くなってしまいます。

もうほんとに、結婚するしかない。
しかも、子供がいると嘘をついてしまっているため、半月内に結婚するという話になってしまいます。
しかし、子供の統治権は認めるというし、婚礼の礼服も資金も全部準備してくれるというし、ティワカンがアルサク王室の騎士団となるがその費用はティワカンが持つというし。
もう、至れり尽くせりなんですよ。なぜそこまで?と思うくらいに。
ナウクは、吹けば飛ぶような弱小国です。こんなことをしなくても、簡単に略奪できるのに。

やはり、何か理由があるのでしょう。
リエネの手の傷を見て、優しく気遣う様子もあり、とても野蛮人とは思えません。
しかも、リエネが庭園に散歩に誘ったとき、なんにもない庭園を見て、誘ったリエネ自身が後悔していると、姫様がいるではないかと言う。
これは……ナウクを侵略したいんじゃなくて、リエネのことが好きで求婚してる?
求婚した理由はこれから明らかにされていくのだと思いますが、ティワカンはナウクの人たちが思っているほど、野蛮人ではないと思います。
・ナウクはティワカンに包囲され、ティワカンはナウクの姫リエネに求婚を申し入れる
・かんばつが続いて食料もない、リエネは求婚を受け入れるしかないと思う
・結婚しなくて済む方法として、リエネはお腹に子供がいると嘘をつくも、それでも結婚するといわれてしまう


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