
弟が馬鹿なんだな。
6〜7話のあらすじ
ヘレンをめぐって、カフとランドが言い争いになります。ヘレンは二人を止め、とりあえず出ていくようにいいました。
カフは戻って行きましたが、ランドはデートの誘いでやってきたみたいで、誠意を見せようと朝一番でヘレンを訪ねたのです。
しかし今日はペインと一緒にブラン公爵邸に行かなくてはならず、デートはできなそうでしたが……。
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6〜7話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ヘレンは、ブランが自分に近寄ってきたのは皇位が目当てだと思っているので、まだ警戒しています。
ブラン公爵は皇帝派のトップですから、そこを訪問するのに教皇がついてくるはずがないと思ったのに、「フィアンセ」としてランドはついてきました。
ペインはペインで、フィーネをブラン家に送ったのがランドなので、かなり嫌っていますね。
さて、公爵邸にいく道中。馬車が壊れてしまいます。
倒れそうになったヘレンを支えるランドは、婚約者そのもの。

そこに邪な考えは微塵も感じませんね。
ペインですら、冷淡な教皇がこんなことを言うなんて……と驚いています。
ランドが婚約に応じた真意はわからないけど、少なくともヘレンが思っているような、皇位が目当てというのではない気がします。
馬車が止まっている時に、その様子を見ていた子供が、「あれが残虐な皇女さま?」と口に出してしまい、それが護衛の耳に入ってしまいます。

子供の言ったこととはいえ、皇族を侮辱するなんて、ただではすまなそう。
お母さんとお父さんが、普段から言ってるんでしょうね、皇女さまは残虐だって。だから子供が、こういうところで口に出しちゃうのよ。
普通だったら、即死刑でしょうね。
すると、ヘレンが馬車から降りてきます。ペインはその後ろから、わざわざ出ていかなくても、●すよう指示すればいいじゃないかと、なんとも恐ろしいことを言うのですが、帝国の民を守るべき皇女として軽々しく命を奪ったりしないと、ヘレンは子供を許します。

それを見ていた民衆も、ヘレンが慈悲深い人だと思ったみたい。
今までは、ペインを皇位につけるために必死で、民衆のことなんて気にしたこともなかった。
でもそれではいけないと反省し、今世では民衆も味方につけるつもりでいます。
ペインのために動くのではなく、自分が皇帝になるためにはどうすればいいか。
民衆も貴族も味方につけるには?と思えば、おのずと行動が変わってきます。
馬鹿な弟も転生女も、早くギャフンと言わせてほしい。
・ヘレンの部屋で言い争うカフとランド
・ペインとヘレンがブラン公爵邸に行くのに、ランドも同行
・街中で馬車が壊れ、子供に侮辱されるも、許すヘレン
→7話へ続きます。

