レナ、ちゃんと愛されてるよ。
4話のあらすじ
目覚めたレナは、うっかり寝過ぎたと思い、急いで台所へ向かいます。台所へ行くとメイドたちがいて、侍女長のメリーが挨拶してくれました。
こんな朝早くから来て、何をお手伝いすればいいかと聞かれ、ぽかんとするメイドたち。パンも焼けるし、シチューも得意、掃除もできると必死で訴えるレナに、メリーはここで手伝う仕事はないといいます。
するとレナは、このままでは追い出されてしまうと思い、壁にかけられていたエプロンをとって料理を始めるのでした。
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4話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
これまでのレナの生活がうかがえるエピソードでした。
誰よりも早く起きて食事の支度をしないと、母親に怒られていたのでしょう。かわいそうに。
そして朝食の席。ずらっと料理が並んだテーブルの横に立っているレナに、アレックがどうして立っているのかと聞きます。フェリックスがここに座ってくださいと椅子を進めてくれたので、一緒に食事をしてもいいんだと驚くレナ。
いや、一緒に食事もできなかったんだ…ほんとにメイド扱いだったのか。
食事中、ところでこれはなんだ?とアレックが見慣れぬ料理に気づきます。それはレナの作ったオムレツでした。
レナの手料理だと聞き、争奪戦が始まります。最初にフォークを刺したのは末っ子のジョフリー。
パパやフェリックスは食べられなかったので、不満顔です。
ジョフリーやお母さんは、おいしかったと大絶賛してくれたので、また作りますね、とレナがいうと、それはいかんとパパに言われてしまいました。
そうか、私の料理なんて…と落ち込むレナに、パパは厨房の仕事をさせるために連れてきたんじゃない、やりたくなかったらやらなくてもいいといいます。
でも、誕生日にサプライズで作ってくれたら嬉しいというので、レナは笑顔でそうしますと答えるのでした。
あー、ほっこりしますね。
レナは炊事をやらされていたけれど、その料理を喜んで食べてもらったことはなかったのだと思います。
それが、たった一つのオムレツをめぐって争奪戦まで起こり、おいしいと喜んでもらえて、どれだけ嬉しかったでしょうね。
読んでいて、本当にほっこりします。
・レナは寝坊してしまったと焦って台所に行くが、ここでやる仕事はないと言われてしまう
・追い出されるのでは不安になったレナはオムレツを作る
・朝食を一緒に食べられた上に、自分が作ったオムレツをおいしいと喜んでもらえて嬉しいレナ
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