二人が幸せそうで嬉しい。
102話のあらすじ
デール・カーサに着いて早々、自分が粗相をしてしまった時にするカメリア。夕食の席ではきちんとしたいと思っているのに、クロードはまったく気にしていないようです。
いざディナーの席に着くと、カメリアは緊張しっぱなし。大公家の一員にふさわしいかどうか判断される、もし基本的な教養もないと思われたら……これまでずっと男性として生きてきたので、レディーのマナーに慣れていないことが不安で仕方ないカメリアでしたが、その心配は杞憂でした。
クロードの母は、一般的な貴婦人とは全く違っていたのです。
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さすが、クロードのお母様だわ。
今まで、カメリアの周りにいた貴婦人がクソすぎて、カメリアが持っている「貴婦人とはこういうもの」というイメージがそもそも間違っていたのだと思います。
まともなのはレジーナ皇女くらいでしたが、皇女は格が違いますからね。
クロードのお母様は、前大公が中立地域に赴任していた頃から、領地の管理をしてきた人。
近隣の村、工場の視察を自ら行い、明日は修道院にも行くと言います。
貴族女性だからといって箱入り娘扱いされたくない、男に甘えてばかりいるような生き方はしていないというお母様を見て、カメリアは自分の認識が間違っていたことに気づきます。
すばらしいわ、お母様。
だから、クロードはカメリアに惹かれたのかも。
貴族女性といえば、お茶会して、刺繍して、みたいなイメージしかないですが、そんなものとはかけ離れた素晴らしいお母様。
この親にして、この子ありだ。カメリア、このお母様ならきっとうまくやっていける。
お母様は、カメリアのことをどのくらい知っているのだろう?
お上品に育ったご令嬢には理解し難かったかしら?と、嫌味ではなく、さらっと質問しているあたり、これまでの経緯は詳しくは知らないのかもしれないですね。
仮に知ったところで、ルーバー出身だとか、母親が正妻じゃないとか、そんなことで差別はしなさそう。
すごく素敵なお母様。
クロードと仲が良いだけでなく、領地の管理とか、仕事の面でも充実した人生を送れそう。これまで苦労してきたから、カメリアには本当に幸せになってほしい。
・ディナーを前に緊張するカメリア
・レディーとしての教養が足りないと思われたらどうしようと不安
・クロードのお母様は自ら領地を管理する、とても賢くて素敵な女性だった
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