ヒロインかわいい。スルターン、イケメンで優しい。絵がきれい。3拍子揃ってます。
全13話(LINE版)で完結しています。
ebookjapan版は成人版となっていますので、全16話あります。
原作は韓国小説ですが、コミックの単行本はまだ発売されていないようです。
- 原作:chyomchyom
- 作画:GGONG
- 出版社:LINE WEBTOON
- ジャンル:恋愛
↓「スルターンの華」はこちらで読めます!
>>ebookjapan(成人版)全話あらすじ
サイェは遊牧民の娘でしたが、11年前、親によって、集落の近くを通った皇帝(スルターン)の一行に差し出されてしまいました。
ハレムには100人を超える女性がいましたが、サイェは誰にも見つからないように、息を殺して生き延びてきました。
しかしとうとう、スルターンに見つかってしまいます。部屋に呼ばれ、とうとう…と覚悟したとき、第9皇子の反乱が起きます。
反乱の最中に外に出ようとしたサイェを止めたのは第9王子のカイネルでした。
翌日目を覚ますと、そこはフカフカのベッド。ハレムの中はしんと静まり返り、誰もいませんでした。サイェは元いた日の当たらない部屋に戻ります。
カイネルは、サイェの傷の手当てをしていました。スルターンたるものが、なぜ自分のような女に優しく接してくれるのか、サイェには全くわからず、戸惑うばかりです。
ときどき書庫で見かけたことはありましたが、まさかみんなが憧れるカイネルがなぜ自分を求めるのか。「私に抱かれれば疑問が解けるのではないですか?」といわれますが…。
緊張してカイネルとなかなか話せないサイェ。しかし、本の話をするときは雄弁になります。
この10年、ハレムでは辛い思いばかりしてきました。他の女性たちを解放したので、自分も解放して欲しいとお願いします。
しかし、カイネルはサイェを手離すつもりはありませんでした。
カイネルと一夜を過ごして目が覚めると、エニンという次女がいました。彼女はカイネルの乳母でした。
目覚めたことを聞きカイネルがやってきますが、あまりにサイェを特別扱いするので、臣下たちは快く思っていないようです。
カイネルはずっと皇位に興味がないと思われていましたが、あるとき、血の繋がった姉である第4皇女に刺されるという事件が起きました。皇女へ求婚した男が、カイネルのライバルである第1皇子の臣下だったからです。
そしてその5年後、カイネルは反乱を起こします。
カイネルはサイェに、あなたを手に入れるためにスルターンになったのだといいますが、サイェは信じられません。
なぜ自分に優しくするのかと聞くと、カイネルはあなたが先に優しくしてくれたのだと言います。
反乱が起きてから1ヶ月も経っていました。前皇帝は逃げていたようで、カイネルは後始末をするために1週間留守にすると言います。サイェが朝目を覚ますと、すでに彼は旅立っていました。
ハレムに20人ほどの女性たちがやってきました。エニンが止めるものの、大臣の娘セザンヌを筆頭に、いうことを聞きません。セザンヌはかつてカイネルの婚約者でした。
心が落ち着かないサイェは、エニンと一緒に書庫に行き、かつてカイネルが皇女に刺された事件のことを思い出します。
深傷を負ったカイネルは書庫に逃げ込み、そこでサイェと出逢います。追手からかくまい、傷の手当てをするサイェ。見返りもなしに親切にしてもらったことで、カイネルはサイェに一目惚れしてしまったようです。
このとき、サイェはわずか13歳。カイネルは、スルターンの目に留まらないように、自分が迎えに来るまで待つように言いました。
当時の話をしているサイェとエニンに隠れて、セザンヌが話を聞いていました。
セザンヌは親切なふりをしてサイェに近づきます。疑うことを知らないサイェはまんまと騙されて、皇宮の外に出てしまいます。
セザンヌは、前皇帝のもとにサイェを連れて行くために彼女を騙したのです。自分がカイネルと結婚するはずだったのにと、邪魔をしたサイェを許せず、暴力を振るいます。
前皇帝がサイェを○せば自分がカイネルを慰めればいい、そうすればカイネルは自分のものになると思っていました。前皇帝がサイェを脅して首を絞めようとしているとき、カイネルが助けに来ました。
無事にサイェは救出され、セザンヌは首を切られ、前皇帝もその場で処刑されました。
サイェは、5年前の出来事を思い出したと伝え、カイネルは自分の妃はサイェ一人だと誓います。
「スルターンの華」の感想(ネタバレ含む)&見どころ
とても柔らかい、素敵な絵の作品です。ジャンルとしてはTLに分類されていますけれど、そこまでエロではありません。
ただし、LINEマンガは13話、ebookjapanは「成人版」となっていますので、16話まであります。
LINEマンガは全年齢版なので、カットカット!大人の恋愛物語を読みたい人は、断然ebookjapan版がおすすめです。
>>ebookjapan(成人版)で読もう!ストーリーは短いですが、カイネルはずっとサイェに一途ですし、サイェが徐々にカイネルに心を開いていく様子が萌える。王道のシンデレラストーリーだと思いますが、サイェが性格良くて可愛い。
サイェを手に入れるためにスルターンになったというのもすごいですが、サイェは父の側室だったのでそうするしか方法がなかったというのも、こういう国だから仕方ないのでしょう。
サイェはがんばって人目につかないようにして10年以上生き延びてきましたから、前皇帝に手を出される前にカイネルに救い出されてよかったです。
サイェは性格が素直で控えめなので、エニンが、これじゃ皇宮で生き残れないと心配してました。でも大丈夫、ハレムには他に女性を入れないようですし、一途なカイネルがきっと守ってくれるでしょう。
しかし、セザンヌ悪いやつだな〜。優しいふりをして近づいて、サイェをボコボコにしてましたからね。首切られても仕方ない。しかし、切った首は塩漬けにするんだ…ってちょっとこわいですね。
最後に、ふたりの思い出の場所、書庫で物語の話をしながら寛いでいる様子がとても素敵でした。
短編小説のようですぐに読めてしまいましたが、とても美しい物語でした。
ぜひ続きが読みたいと思います!
→「スルターンの華」はこちらで読めます!
>>ebookjapan(成人版)