
泊まらんと、帰ればよかったのに。
30〜31話のあらすじ
弟のアデルとアニエスの母リリーは自分の大切な友人だった、二人をずっと探していたが見つけた時にはもう手遅れだったという伯爵。
しかしアニエスは、伯爵が以前、二人が何者かに殺されたと言っていたことを思い出し、隠していることを教えてくださいと迫ります。
すると伯爵は逆に、母親の力について何か知らないのかとアニエスの腕を掴んですごんでくるのでした。
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30〜31話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ギルべアドが一緒だったからいいけれど、アニエス一人じゃ大変なことになっていたでしょう。
なにか魂胆があるのか、伯爵は一泊して行くようにすすめます。もう、帰ってしまえばいいのに。

危ないに決まっているのにどうしてそうなるかなと、やや疑問に思わずにはいられない。
案の定、夜誰かが部屋に忍び込もうとしています。
ギルべアドが気がついて、アニエスと共にカーテンの裏に隠れていると、部屋に入ってきた人物はあちこち探り始め…それはカーラでした。
カーラは、アニエスが伯爵に取り入って自分の父親を奪おうとしていると誤解しているのです。
あんな父親だれもいらんて…と思いますが、ある意味カーラも被害者といえますね。伯爵がアニエスに目をかけていたのは「力」を自分のものにしたかったからですが、幼いカーラにはそんなことはわからないので、父親の愛情を奪われたと思ってしまったのです。
無謀にも短剣を持って押し入ってきたわけですが、当然ギルべアドに遮られてしまうものの、他にもナイフを隠し持っていてとにかくアニエスを襲おうとする。

ほんとに、面倒で厄介な女です。
この作家様、頭が悪くてむかつく女を描くの上手いですね。ほんとに腹立ちますもん。
ナイフでアニエスを傷つけますが、アニエスは自分の力を使って傷を治してしまいます。
しかし、これはまずいんじゃないか。
カーラの前で力を使ってしまったので、このことは伯爵の耳に入るはず。
と思ったら、案の定知られてしまった。
きっと、なんとしてもアニエスを手に入れようとするはずなので、また何か仕掛けてくるでしょう。
・伯爵は本当のことを話さず、泊まっていけという
・夜中にカーラがアニエスの部屋に押し入ってきてナイフで傷つける
・伯爵が、アニエスが力を使ったことを知ってしまう
