
イデル、さすが。
22話のあらすじ
翌日、イデルに身支度を手伝ってもらい、気持ちを切り替えたリニアは、ティーパーティーの席でも、言われた通りに周囲のことを気にせず堂々と振る舞います。
人々の視線を感じながらも、キョロキョロすることなく、お茶を楽しみました。すると、少し年配の貴婦人たちから声をかけられます。
今日のドレスはとても似合っているし、ネックレスも良い。今日の支度を手伝ってくれた人をそばに置くといいと、アドバイスされました。
→「戦利品の公爵夫人」のつづきはebookjapanで!
※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます。
22話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
リニア、よかったね。今日まで諦めなかった甲斐がある。
できるのよ、正しいことを教えてもらえれば。
良識あるご夫人たちから、褒められたじゃない。

見てる人は見てるし、わかってる。
リニアに声をかけてきたご夫人たちは、エマソン子爵夫人がゴテゴテと着飾って品がないことはわかってたんだろうし、リニアを馬鹿にしていることも不快に感じていた。
相手が誰だろうと、見下した態度を取ったり、侮辱したりするのは、見ていて気分がいいものじゃないですからね。
貴族も、みんながみんな、悪い人じゃないのよ。リニアのことをわかってくれる人たちだっている。

リニアの自信を引き出してくれたのが、イデルなんだな〜。
今日のパーティーに来てきたドレスとネックレスは、実はリニア本人が選んで購入したもの。
でも、侍女長に平民ぽくて野暮ったいと言われて、着てなかったんですね。
いやいや、シンプルだけどすごく上品で似合っているとイデルに言われ、イデルを信じてこのスタイルにした。
昨日までのリニアは、ただゴテゴテと着飾るだけで、今よりずっと野暮ったかった。BBAの趣味がひどすぎる。
というか、BBAが社交界の何を知っているというのだろう?

つくづく、ラスロがポンコツだと思ってしまう(当主としてはってこと)。
貴族になりたくてなったわけではないことはわかってるけど。
でも、なってしまったからにはさ、腹を括らないと。妹のためにも。
初めてパーティーを楽しめたリニアは、帰宅早々、イデルを自分の専属侍女にしてもらうよう頼みます。
呼ばれたイデルは……ラスロがリニアを「リン」と呼ぶのを聞いて、自分の亡き妹を思い出します。
お嬢様をお手伝いしてもいい?と心の中で問いかけると、リンがイデルの背中を押してくれました。
仲のいい姉妹だったから、今度はリニアを妹のように可愛がるのかな。
本物の姉妹のように、仲良くなれたらいいなと思います。
・イデルに支度を手伝ってもらい、アドバイスも受けて、パーティーに行くリニア
・自信を持って臨めたので、良識あるご夫人方から声をかけてもらえた
・リニアはラスロにイデルを専属侍女にしてもらうようお願いする

