
イデルの周りにはいい人が寄ってくるね。
18話のあらすじ
イデルに謝罪したいというミルトン卿。最低限の敬意を表したいというと、騎士たちは、クロイソスに教えを乞えば受け入れてくれるはず、そうすればこの屋敷であの女に会えると唆されたと主張します。
ミルトン卿は、私がいつそんなことを言ったんだととぼけますが、やはりこいつが今回の事件を企んだのかと思うラスロ。しかし、証拠はなく、直接追求することはできません。
ミルトン卿は、ラスロの前では笑顔でしたが、自分が最年少近衛隊長になるはずだったのにと、帰る時には怒りが増幅していました。同時に、イデルにも興味を持ったようです。
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18話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ああ、イケメンなのに。顔はいいのに。中身は最悪なミルトン卿。
残念。
さて、倒れてしまったイデルは、ベッドの上で目を覚ましました。セリアたちが、交代で看病してくれていました。
無理をさせてしまったと、イデルに謝るセリア。

セリアは、本当にいい人ですね。やさしい。
最初からイデルの味方になってくれたし。
もちろん、謝る必要なんてないです。イデルは、セリアやライラ、デイジーのおかげでこれまでやってこれたと、感謝します。
イデルの、こういうところも好き。きちんと感謝できるところ。
公爵夫人だったプライドなんて捨てて、みんなと一緒に頑張ってきましたもんね。だから、こんなに人に恵まれてる。
デイジーは、イデルをお姉様と慕っていて、本当に可愛いし。
使用人としての生活は辛いけど、仲間に恵まれているから、なんとか耐えられそう。
その3日後。
騎士たちの処分も決まり、侍女長は2週間の減給、リニアも2週間の外出禁止となりました。
イデルがラスロに呼ばれて執務室に行くと、ラスロはまだ怒りが収まらないといいます。

でもその怒りは、イデルが想像しているものとは違うんだな。
イデルは、使用人のせいで侮辱されたからだと思っているのですが、ラスロは単に、イデルがあんな目にあったから怒っているのです。
だから、イデルが謝罪すると、は?となってる。
イデルは元貴族ですからね、使用人のスキャンダルを貴族がどれだけ嫌うかを知っているので、当然、ラスロもそれで怒っているんだろうと思ってるわけ。
もう、ラスロがそんなことで怒るわけないじゃん!
イデルのせいじゃないことはわかってるんだから。
ただ……この家に執事がいないことや、客を迎えられる体制になっていなかったことが、今回の事件の要因ともいえるから、どちらかというとラスロに反省して欲しいよ、私は。
・どうやら今回の事件はミルトン卿が仕組んだものらしい
・イデルは発熱して寝込む
・騎士たちの処分が決まる
→19話へ続きます。

