
ラスタよりタチが悪いんじゃない?
241話のあらすじ
ブルーボヘアンは王妃が不在で、体の弱い大公妃はその座を埋めることができず、社交界を放置。貴族の不満が高まっていました。そんな中、長らく緊張状態にあった西王国が和解の意思を示し、使節団を送ってくることになりました。
そこで、王弟でもある大公は、アレイシアに大公妃のふりをしてパーティーに参加するようにといい、上手くいった場合の報酬も約束します。
無事に最初の任務を終え、欲が出たのか、普段は使用人として働く代わりに、たまにこのような役目を果たせるよう、ずっとここに置いて欲しいと大公にお願いするアレイシア。徐々に、本性を表します。
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「再婚承認を請求します」241話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
王弟である大公にとって、王室の権威を守ることは重要なことで、苦肉の策だったことは理解します。しかし、相手の女の本性を見極められていなかった、ということでしょう。
アレイシアは、なんと、パーティーの席で、西王国のズメンシア公爵夫妻に、「夫が海賊の捕虜から救った、自分とそっくりな女を屋敷に置いてるのが心配で〜」と話すのです。
!!!!

本当の意味で、アレイシアが大公妃に成り変わった瞬間。
これには大公も驚いた。まさか、公の場でこんなことをするとは思ってなかったみたいで。
してやられましたね。しかも、その後もアレイシアは、パーティーで会った貴族に自ら会いにいくようになります。
ここまでされてしまうと、もうアレイシアを追い出せなくなってしまった。
今追い出せば、大公が海賊の捕虜に惚れて妻を追い出した、みたいになってしまうから。

しかし、本当にどうにもできなかったのだろうか。
大公は、奥さんを大事にしていたと思うけど、大公としての立場もあるから、アレイシアの暴挙を見てみぬふりする方を選んだんじゃないかなと。
妻を見捨てたという点では、ソビエシュと同じ。
エルギ少年はもっと純粋だったから、アレイシアに宣戦布告してしまい…それがもとで、アレイシアが公爵邸に火を放ったってことか?
それなのに、いまだ大公妃のふりをしているのだから、そりゃエルギは怒るし、こいつとソビエシュに復讐してやろうと思うのは当然かな。

そもそも、アレイシアが東を追い出されたのは、ソビエシュの嘘が原因でしょう(192話参照)。
ソビエシュがそんなことをしなければアレイシアが追い出されることもなかった、ここにくることもなかった。だから、東にも復讐したかったんですね。
アレイシアって、ソビエシュにも嫌われてたし、ここへきても嫌われてるし、やることが浅ましいのよね。根っこはラスタと一緒。自分が生き残るために、人を傷つけても平気な女。
ひたすら、エルギ少年が不憫な回だった。
・大公は、西王国の使節団をもてなすパーティーで、アレイシアに大公妃のふりをさせた
・それに味をしめたのか、徐々に本物の大公妃になろうとするアレイシア
・エルギは大反対、アレイシアはエルギを説得しようとするも、本当のことを公表するといわれて窮地に立たされる
→242話へ続きます。
