「緑陰の冠」85話・ラチアに残ることにしたラン

ユスタフの胸中、いかに。

85話のあらすじ

臣下一同を前にして正式に当主として挨拶をするユスタフ。最初の事案は、ランを公爵家の戸籍から外すことでした。

ランス男爵はその案に反対します。ワイルド卿は除籍は妥当としながらも、新たな爵位を与えるのはどうかと提案します。

ランは、ラチアを去るのか残るのか、考える時間が欲しいと言いましたが、思いのほか味方をしてくれる人が多かったことに感動していました。

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85話の感想（ネタバレ含む）＆次回考察

これまでの2年間、頑張ってきたのですから。最初は、当主代理を務めるといったときに快く思わなかった人の方が多かったはず。それでもユスタフとラチアのためにがんばったことは、ちゃんとみんなに伝わっていたんですね。

ワイルド卿は、ここに残って欲しいと申し出てきましたし。

パートン卿には正直にプロポーズの件を話しました。誰もが納得するだろうけど、自分の気持ちに従うのが一番だとアドバイスされます。

最後に登場、ユスタフ。ランは、ユスタフのことが好きだけれど、異性として見たことがないからごめんなさいと告げます。

管理人

弟だと思って生きてきたのに、急に結婚したいと言われても、ね。

何より、ランはこのストーリーの作者ですから、自分が生み出した登場人物と結婚なんてできないですよね。

でもランは、ラチアには残る選択をしました。

今はまだユスタフのことを男性としては見られないかもしれないけれど、それは時間の問題だと思うんだよなあ。心の底では、ランもユスタフのことが好きなのでは？と思います。

残る選択をしたとみんなに告げたとき、メイドたちは喜んでいましたが、ルミエは微妙な顔でしたね。

ユスタフがいると、きっと自分の方を向いてくれないだろうと心配なのだろうか。ルミエもイケメンだし、やさしいし、いいとは思うのだけど。

ランは最終的にどちらを選ぶのでしょうか。それはまだまだ先の話ですかね。

→86話へ続きます。

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