まあ、出会う順番だけでもない気はするけれど。
32話のあらすじ
母も、自分との約束のせいでライカンが死んだのだと自分を責めていたに違いないのに、母が愛しているのは兄だけで、兄が死ぬ原因となった自分を恨んでいると誤解していたハカン。
ルシナのおかげで誤解が解けたと感謝します。
ルシナの体が弱いことを心配したハカンは、ルシナを抱きかかえながら歩いていました。アダーが目覚めたと聞いて部屋に行くと、かいがいしく世話をするガーレットがいました。
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アダー様を王妃宮に迎えて世話をしたいというガーレット。ルシナも、別宮でお世話したいと言い出しますが、ガーレットはタヤールの伝統の知らないのかとルシナにきつくあたります。
大王大妃は先代王妃が仕えるのが伝統なのだと。
だからといって、この性悪女に任せるとは。
ああ、ハカン、馬鹿なのか。
ハカンじゃなくてバカンじゃないかと思ってしまう。
そろそろガーレットの本性に気付いても良いのでは?兄を愛していたわけではなく、王妃になりたかったから子供産んだのだと、知っているでしょう。
だったら、そんな女に大事なお母様を任せちゃダメなんじゃない?
せっかくアダー様の本心がわかったのに、もっと大事にせーよ。
仕事があるからと会議に行ってしまったハカン。タヤールの文化と掟に関する本を送ってくれると言っていたけれど、文字が読めないルシナは困ってしまいます。
すると、困り顔で歩いていたルシナをギライが見つけて話しかけてきました。ルシナのことをすごく心配しています。
自分も体調が良くないのに、ルシナが倒れたと聞いて心配しているのでした。
治癒力を使いすぎると気を失ってしまうと聞き、他の人に治癒力のことを話してはいけないと言います。
特にハカンには、話していけないと。タヤールを守るためならルシナを見捨てるはずだからと言いますが、ルシナはハカンを信用しきっているようで、なかなか自分の話を聞いてくれない。
ルシナを略奪するために戦争が起きるかもしれないし、そうなるとハカンの身も危険。そこまで言ってようやくルシナは、ハカンには言わないでおこうと思ったみたいです。
しかしギライ、すっかりルシナのとりこになっていますね。
ルシナが王妃になれば、またずっと姉に利用されてしまうという恐怖もあるけれど、それ以上にルシナのそばにいたいのです。
自分がルシナに初めて優しくした男だったら、自分の方を向いてくれたのではないかと想像してしまうほどに。
だから、文字が読めなくて困っているルシナに、俺が教えてもいいと申し出たのです。先生になれば、しばらくは一緒に過ごせますからね。
でもハカンにばれたら大変なことになるのでは…自分以外の男性がルシナのそばにいることを許すはずがないです。
ギライの淡い恋心は実らないにしても、これ以上かわいそうな目にあってほしくないとも思います。
・ハカンは体の弱いルシナを抱えて歩くほど過保護になっている
・アダーは王妃宮で面倒を見るとガーレットが連れて行ってしまう
・文字が読めなくて困っているルシナにギライが先生を申し出る
→33話へ続きます。
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