「略奪された花嫁」26話・ひとときの平和

このまま正気に戻ってくれると良いのだけれど。

26話のあらすじ

朝になると、ハカンの傷は治っていました。夜中に神官が治療したわけでもないのに、黒い矢にやられた傷がたった半日で治った理由がわからず戸惑います。

夜中に誰か来たかと部下に聞くと、ルシナが来たらしいのです。ハカンが夢だと思っていたルシナは、夢ではありませんでした。

ティティはルシナにタヤールの歴史とドラゴン族の記録が書かれた本を持ってきますが、ルシナは字が読めず困ってしまいます。

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26話の感想（ネタバレ含む）＆次回考察

ルシナとティティが、本を読めずに困っているところに、脱走したアダー様がやってきました。

すると、その本は自分が息子たちのために書いたと言うのです。

二人はまだこの人がハカンの母だということがわかっていませんから、「うちのホキ」が誰のことだかもわかりません。

ドラゴン族の文字は仕組みさえわかればすぐに習得できると、文字を教えてくれました。

ハカンは、ルシナのところに向かいながら、あのとき自分を助けてくれたのがルシナだったのでは？と考えていました。

治癒力を持っているのに隠していたのは、バレたら面倒なことになるからだろうと。

考え事をしながらルシナの部屋の前に着くと、母の声が聞こえます。ドアを開けたら、そこには笑顔でルシナに文字を教える母がいました。10年ぶりに見る母の笑顔に、ハカンは夢を見ているのではないかと思いました。

ハカンが敬語を使うので、身分が高い人なのかな？と思うルシナ。ハカンを見たアダー様は、あなたを探していたと正気に戻ります。

このまま、親子で和解できるだろうか。

ハカンは自分が死ねばよかったとまで思っているから、お母さんにめっちゃ愛されてるってことを早くわかってほしいです。

→27話へ続きます。

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